韓国の米は日本と同じジャポニカ。ですから,韓国でご飯を食べても違和感はない。それでも,子細に味を比較すると,やはり日本のご飯のほうがおいしいように思います。
ビールと同じですが,駐在していたときはあまり感じなかったものの,日本に帰ってコシヒカリなどの味に慣れた舌で,たまに韓国に行くと,その差を感じます。
とはいっても,韓国で食事をするときじっくりご飯の味を味わうということは少ない。キムチポックムパプ(炒めご飯),カニ味噌ポックムパプ,ビビンバプ,フェトッパプ(韓国式海鮮丼)など,私が好むメニューは,具とご飯をぐちゃぐちゃに混ぜてしまう。ご飯をそのまま食べる場合も,スントゥブにしろ,テンジャンチゲにしろ,おかずの味が辛かったりしょっぱかったりするので,ご飯の味に注目がいかない。だから,大きな不満にはなりませんでした。
自分の慣れ親しんだ味に惹かれるということもあるのでしょう。ところが,韓国人もやはり日本の米のほうをおいしいと感じる人が多いらしい。
次は朝鮮日報10月24日の記事です。
韓国米が日本米より味が落ちるワケ
収穫量を優先し、多くの肥料を散布
窒素肥料を多く使うほど、タンパク質含有量が増え、味は低下
以下,長いので要約すると…
韓国の生産者や研究者は,韓国のコメの品質が高いと言う。しかし、日本を訪ねたことのある人の多くが、「日本米の方がおいしい」と言う。つまり(韓国の)コメは優秀だがおいしくないということになる。
韓国の公的機関が調べたところによると,韓国のブランド米「ホプム」は味も見た目も日本のコシヒカリを大きく上回った。にもかかわらず日本の米より味が落ちる原因は、質より量を優先する耕作方式のせいだ。米は,タンパク質含有量が低いほうがおいしい。しかし農家は収穫量を増やすために大量に窒素肥料を使うため,タンパク質含有量が増加し、味は落ちる。政府は肥料を少なめにする農法を推奨しているが農家は従わない。一方、日本米を代表するコシヒカリやひとめぼれは肥料の使用量が少ないため、タンパク質含有量が少なく,味も良くなる。
もう一つの原因は,良質な米を作っても,それに見合った価格で買い取られないことだ。特別なブランド米を除き,一般米の買い取り価格はほぼ一律だ。コメの等級は特等から4等まであるが,コメの品質を客観的に評価する基準や機器がないため,ほとんどが1等級以上と認定され,買い取り価格も変わらないので,農家は品質にこだわる理由がなくなる。
保存方法にも問題がある。全国米穀総合処理場のうち、低温貯蔵庫を備えているところは28%にすぎず,新米が出る時期は温度管理のできない一般の倉庫で保管される。
コメが混ざるのも問題である。質のよいコメとそうでないコメを混ぜて一つの商品として販売されている。農家が栽培段階で混ぜるケース,米穀総合処理場の管理が雑で「混ざってしまう」ケース,流通業者が混ぜるケースがあり,ラベル張り替えも日常的に行われている。古米を新米に混ぜた安い米も出回っており,食堂でこのような米を使っていることが疑われている。
専門家は,韓国米の高品質化のためには、消費者もブランド名や価格だけでなく,袋の表示(品種,精米日など)をよく見ることが大切で,「よい品種を好む消費傾向が作られれば、農家も品質改善に乗り出すしかない。そうすれば決して日本米の味に引けを取ることはない」と話す。
米を輸出して,国際市場で勝負するわけではないのだから,韓国人自身が不満を感じないかぎり,「味」にこだわる必要はないでしょう。「米」のおいしさが引き立つようなメニューが韓国料理の主流にならないかぎり,日本米に匹敵する米は出ないのかもしれません。
ビールと同じですが,駐在していたときはあまり感じなかったものの,日本に帰ってコシヒカリなどの味に慣れた舌で,たまに韓国に行くと,その差を感じます。
とはいっても,韓国で食事をするときじっくりご飯の味を味わうということは少ない。キムチポックムパプ(炒めご飯),カニ味噌ポックムパプ,ビビンバプ,フェトッパプ(韓国式海鮮丼)など,私が好むメニューは,具とご飯をぐちゃぐちゃに混ぜてしまう。ご飯をそのまま食べる場合も,スントゥブにしろ,テンジャンチゲにしろ,おかずの味が辛かったりしょっぱかったりするので,ご飯の味に注目がいかない。だから,大きな不満にはなりませんでした。
自分の慣れ親しんだ味に惹かれるということもあるのでしょう。ところが,韓国人もやはり日本の米のほうをおいしいと感じる人が多いらしい。
次は朝鮮日報10月24日の記事です。
韓国米が日本米より味が落ちるワケ
収穫量を優先し、多くの肥料を散布
窒素肥料を多く使うほど、タンパク質含有量が増え、味は低下
以下,長いので要約すると…
韓国の生産者や研究者は,韓国のコメの品質が高いと言う。しかし、日本を訪ねたことのある人の多くが、「日本米の方がおいしい」と言う。つまり(韓国の)コメは優秀だがおいしくないということになる。
韓国の公的機関が調べたところによると,韓国のブランド米「ホプム」は味も見た目も日本のコシヒカリを大きく上回った。にもかかわらず日本の米より味が落ちる原因は、質より量を優先する耕作方式のせいだ。米は,タンパク質含有量が低いほうがおいしい。しかし農家は収穫量を増やすために大量に窒素肥料を使うため,タンパク質含有量が増加し、味は落ちる。政府は肥料を少なめにする農法を推奨しているが農家は従わない。一方、日本米を代表するコシヒカリやひとめぼれは肥料の使用量が少ないため、タンパク質含有量が少なく,味も良くなる。
もう一つの原因は,良質な米を作っても,それに見合った価格で買い取られないことだ。特別なブランド米を除き,一般米の買い取り価格はほぼ一律だ。コメの等級は特等から4等まであるが,コメの品質を客観的に評価する基準や機器がないため,ほとんどが1等級以上と認定され,買い取り価格も変わらないので,農家は品質にこだわる理由がなくなる。
保存方法にも問題がある。全国米穀総合処理場のうち、低温貯蔵庫を備えているところは28%にすぎず,新米が出る時期は温度管理のできない一般の倉庫で保管される。
コメが混ざるのも問題である。質のよいコメとそうでないコメを混ぜて一つの商品として販売されている。農家が栽培段階で混ぜるケース,米穀総合処理場の管理が雑で「混ざってしまう」ケース,流通業者が混ぜるケースがあり,ラベル張り替えも日常的に行われている。古米を新米に混ぜた安い米も出回っており,食堂でこのような米を使っていることが疑われている。
専門家は,韓国米の高品質化のためには、消費者もブランド名や価格だけでなく,袋の表示(品種,精米日など)をよく見ることが大切で,「よい品種を好む消費傾向が作られれば、農家も品質改善に乗り出すしかない。そうすれば決して日本米の味に引けを取ることはない」と話す。
米を輸出して,国際市場で勝負するわけではないのだから,韓国人自身が不満を感じないかぎり,「味」にこだわる必要はないでしょう。「米」のおいしさが引き立つようなメニューが韓国料理の主流にならないかぎり,日本米に匹敵する米は出ないのかもしれません。
韓国の場合,唐辛子・ニンニク・ごま油という強烈基本三大調味料をベースにしているかぎり,素材の味にこだわるという方向には進みにくいのではないかと思いますが。
ただ噂によると,釜山のC1はチャミスルやチョウムチョロムより,さらにエチルアルコールっぽい代物だそうです。
しかし、コメの味に五月蠅くなるのは、老化の兆しのような気もしますが。
若い頃は気にもしなかったけど、食が細ると美味いものを少量食べたくなるのも人情かもしれません。
日本の後を追うように高齢化が進行する韓国も、この面でも後を追うのでしょうか。
新米と銘打ったお米でも、必ず1,2匹のコクゾウムシがうろちょろしており、「これは新米ではないのでは、、、」と感じてしまいます。
先日あることに気づいたのですが、お米の中にハチ、、、というか羽アリのようなものがたくさんいる、、、図鑑などで調べると、コクゾウムシの天敵、、、コクゾウムシを食べる寄生ハチのようなものでした。。。
お米の害虫が多すぎて、お米の中は野生の王国状態、、、というのは、日本ではなかなか体験できないことです。
まぁ、農薬が少ないよい米、、、という見方もできますが、、、