韓国語でサッカーを蹴球(チュック)と呼びます。もともとは和製漢語でしょうか。日本でも昔は使われていたようですが,今は滅多に使われない。
韓国語のサッカー用語は,日本同様,英語をそのまま外来語として使うものが多く,韓国のテレビ中継を聞いていても違和感はありません。もっとも,英語の発音が韓国式でFがPになったりするので,多少の慣れは必要です。
また,日本に比べると漢字語がやや多いようです。思いつくままに挙げると…
ファールは反則
ロスタイムは追加時間
サイド攻撃は側面攻撃…
攻撃手,守備手などというのも日本では使われない漢字語です。
ゴールを門といい,ゴール前を門前と言ったりもします。
中距離シュート,ペナルティー地域なんていう漢字語-外来語の複合語もあります。
オウンゴールは,かつて日本では自殺点といっていました。今は,「自殺」という言葉のニュアンスが嫌われたのでしょうか。オウンゴールといいますね。
一説によれば,1994年のW杯アメリカ大会で,コロンビアの選手がオウンゴールをしたために一次リーグ敗退。帰国後,サッカー賭博で大損をしたマフィアから射殺される事件が起こって以来,日本では「自殺点」のかわりにオウンゴールが使われるようになったとのこと。
韓国でも昔は「自殺ゴール」と言っていたそうですが,今は「自責ゴール」。ちなみに自責点は野球用語です。
決勝トーナメントは十六強戦。
「初の遠征十六強戦進出」は,「ホーム」の日韓ワールドカップを除き,「アウェイ」では初めて決勝トーナメントに進出できたことを意味します。
ウルグアイ戦の前には,「復讐」の文字が新聞に躍りました。1990年の大会で,ウルグアイに0-1で敗れているため,その「リベンジ」ということなのでしょう。残念ながら返り討ちにされてしまいましたが…。
「太極戦士」という言葉もよく使われます。日本に当てはめれば日の丸戦士?
パク・チュヨンの「名品フリーキック」は,「芸術的フリーキック」と訳すべきか。
ところで,どこのチームの選手だったか,試合後にユニフォームを脱いだら,背中に「足球」というタトゥーが彫り込んであった。
(サッカーの漢字語は,蹴球のはずだが)
と思ったら,中国語では足球なんだそうですね。中国人が教えてくれました。
中国のサッカー用語を聞くと,これがおもしろい。当然ながら,ほとんどが漢字語です。
足球がサッカーなら手球はハンドボールかというとさにあらず,反則の「ハンド」のこと。
球門 → ゴール
なるほど
角球 → コーナーキック
ならPKはなんというかというと,これが点球。PKのときにボールをセットするところに,点があるからだそうです。
フリーキック → 任意球
オフサイド → 越位
これもなかなか雰囲気が出ている。
レッドカード → 紅牌
牌は麻雀牌の牌,カードのことなんですね。
傑作なのが,「烏龍球」
ウーロン球? 漢字を見つめてもさっぱり見当がつかない。実はこれ,オウンゴールのことなんですね。英語を意訳ではなく「音訳」したもののようです。「オウン」と「ウーロン」。似ているような似ていないような。韓国語の「自責」を輸入すればいいのに。
サッカー用語を見るかぎり,漢字からもっとも遠ざかってしまったのが日本のようです。
韓国語のサッカー用語は,日本同様,英語をそのまま外来語として使うものが多く,韓国のテレビ中継を聞いていても違和感はありません。もっとも,英語の発音が韓国式でFがPになったりするので,多少の慣れは必要です。
また,日本に比べると漢字語がやや多いようです。思いつくままに挙げると…
ファールは反則
ロスタイムは追加時間
サイド攻撃は側面攻撃…
攻撃手,守備手などというのも日本では使われない漢字語です。
ゴールを門といい,ゴール前を門前と言ったりもします。
中距離シュート,ペナルティー地域なんていう漢字語-外来語の複合語もあります。
オウンゴールは,かつて日本では自殺点といっていました。今は,「自殺」という言葉のニュアンスが嫌われたのでしょうか。オウンゴールといいますね。
一説によれば,1994年のW杯アメリカ大会で,コロンビアの選手がオウンゴールをしたために一次リーグ敗退。帰国後,サッカー賭博で大損をしたマフィアから射殺される事件が起こって以来,日本では「自殺点」のかわりにオウンゴールが使われるようになったとのこと。
韓国でも昔は「自殺ゴール」と言っていたそうですが,今は「自責ゴール」。ちなみに自責点は野球用語です。
決勝トーナメントは十六強戦。
「初の遠征十六強戦進出」は,「ホーム」の日韓ワールドカップを除き,「アウェイ」では初めて決勝トーナメントに進出できたことを意味します。
ウルグアイ戦の前には,「復讐」の文字が新聞に躍りました。1990年の大会で,ウルグアイに0-1で敗れているため,その「リベンジ」ということなのでしょう。残念ながら返り討ちにされてしまいましたが…。
「太極戦士」という言葉もよく使われます。日本に当てはめれば日の丸戦士?
パク・チュヨンの「名品フリーキック」は,「芸術的フリーキック」と訳すべきか。
ところで,どこのチームの選手だったか,試合後にユニフォームを脱いだら,背中に「足球」というタトゥーが彫り込んであった。
(サッカーの漢字語は,蹴球のはずだが)
と思ったら,中国語では足球なんだそうですね。中国人が教えてくれました。
中国のサッカー用語を聞くと,これがおもしろい。当然ながら,ほとんどが漢字語です。
足球がサッカーなら手球はハンドボールかというとさにあらず,反則の「ハンド」のこと。
球門 → ゴール
なるほど
角球 → コーナーキック
ならPKはなんというかというと,これが点球。PKのときにボールをセットするところに,点があるからだそうです。
フリーキック → 任意球
オフサイド → 越位
これもなかなか雰囲気が出ている。
レッドカード → 紅牌
牌は麻雀牌の牌,カードのことなんですね。
傑作なのが,「烏龍球」
ウーロン球? 漢字を見つめてもさっぱり見当がつかない。実はこれ,オウンゴールのことなんですね。英語を意訳ではなく「音訳」したもののようです。「オウン」と「ウーロン」。似ているような似ていないような。韓国語の「自責」を輸入すればいいのに。
サッカー用語を見るかぎり,漢字からもっとも遠ざかってしまったのが日本のようです。
韓国ウィキの貧弱な記事によれば,70年代のどこかの空軍基地で生まれた,韓国唯一の伝統球技だそうですね。
http://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%A1%B1%EA%B5%AC
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%91%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC
似ていますね。
ひょっとして起源捏造?