最近,韓国でも
「近頃はウリマル(わが言葉=韓国語のこと)が乱れている」
とよく言われます。
特に,若いネチズン(ネット市民)が正書法を無視して自分勝手な綴りで書いているのが気に入らないらしい。
敬語もやり玉にあがりますね。
たとえば,「よい一日をお過ごしください」という意味の
「チョウン ハル テセヨ 좋은 하루 되세요 」
これは直訳すると「よい一日になってください」で,「なってください」のところが尊敬の表現になっている。
しかし,これは「(今日が)よい一日になる」の意味なので,省略されている主語は「今日が」。
敬語は敬意を表すべき相手(人)に対して使うものであり,「今日」という主語に敬語を使うのはけしからん,ということのようです。
正しくは
「チョウンハルポネセヨ 좋은 하루 보내세요 」
(よい一日を送ってください)
だという。
しかし,この「チョウン ハル テセヨ」という表現,あまりにも広く普及している。
毎朝,うちのオフィスにくるヤクルトおばさんも,必ずこの表現を使います。
これだけ普及しているんだから,現状追認で正しい用法として認めればいいんじゃないかと思いますけど。
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今日本で現状追認されそうな
「~でよろしかったでしょうか?」
という嘘丁寧語を思い出して、なんだかいやあな
気持ちになったりしました。
これもいつか、感じなくなるんでしょうか。
「ちょうどからお預かりします」
なんていうのも。
日本に帰任したら日本語リハビリが必要かも。
「ちょうどからお預かりします」には違和感を感じます。ここで言う「から」は何を意味するのか?
「よろしかったでしょうか」は過去の事実を今確認すると解釈できますが...いずれにしても今後も日本語は変化と淘汰を繰り返すのでしょう。
私も駐在してから、的確な日本語がなかなか出てこなくて筆が進まないことがしばしばあります。
バリかっこいい、ちょい悪オヤジを目指す?