コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

冬期研修会 5回目

2007-02-15 00:37:45 | ミニカウンセリング
先週の研修会だけど、ブログにできずにいました。
忙しかったというのもありますが、気持ち的に「意欲がそがれている」時期だったので、ここを含めていろんなところでの書き込みをあまりしない期間でしたね。

ちょっと気持ちが復活してきたので、思い出しながら書いて見ましょう。

逐語録検討はクライエントのWさんの話でしたが、職場から遠いところに自宅があるので、そのしんどさを何とかしたいという気持ちを中心に話されていますが、その自宅にあるこだわりの部分がちらほらと出てくる話でした。そのちらほら出てくるところを聞いてあげればいいかなと思って聞いていたのですが、カウンセラー役のIさんは「もっと理解したい」という気持ちからか、Iさんの気持ちでレスをしていかれているようでした。後半でその「ちらほら出てくる」ところに引き戻された感じがしたので私としては「あぁ大事なところも拾ってあげられたかな」という気持ちでした。先生としてはそれ以前にカウンセラーが自分の気持ちで進めて行ったところを問題にされたかな。こういうところに厳しさを感じたのですが、私自身の居所がまだ研修に乗って来ていないのかもしれません。
まぁ、自分の足りないところが見えてくるからこそ、研修の意味がありますからねぇ。

後半の実践はYさんとペア。
内容は書きませんが、最初は私がカウンセラーで聞かせてもらったのですが、結構ご本人にはシビアな話題。話としてはアドバイス混じりに聞いていけば色々話もできるだろうなという「おせっかい好きの私」の面もあったのですが、ここは聞くに徹していたように思います。その流れの中で、ご自身は別の問題だと思っておられた、以前から持っておられる問題が、今回の話題にもつながっていたという気づきにつながられたようで、クライエント自身の気づき・成長を待っていられたのじゃないかなと。
変わって私がクライエントで話をしたのですが、ゆったりと聞いてもらえたのであちこち揺れながらもこれがテーマかなって言うところにたどり着けました。
Yさん自身も「ちょっとなれてきて、今迄で一番上手く聞けたかもしれない」とおっしゃっていましたが、私もそう思いました。

気分が落ち込んでいた分、力をいれずにすごせた日のような気がします。