コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

逐語録作成

2007-02-22 22:59:20 | ミニカウンセリング
順番は昨日のブログと前後しますが、火曜日はミニカンの研修会でした。

会に先駆けて、逐語録検討用の録音をしました。ペアはOさん。ミニカンは今期が始めてでまだ不慣れなようですが、私だってついこの前に始めたところですもんね。Oさん自身とはここ数年法座でご一緒させてもらうことが何度もありますので、そういう点での緊張感は私のほうにはありませんでしたね。

最初にクライエント役で話をさせてもらったんですが、ちょうどその日にあった出来事を話しました。いつも、逐語録のときは「何を話そうか」とあらかじめ考えたりして、少し前の出来事を順序だてて話すことが多いのですが、今回はまったく準備無しでホカホカの話ですから、全然整理されておらず聞きづらかったと思います。私としては、話をさせてもらうことで自分の内面から出てくるものを整理できてよかったですね。
ただ、やはりOさんがまだ不慣れなので、感情を出したところを上手く掴まえてもらえません。べつにそれでもいいのですが、そのことが気になりだし、ついつい感情部分を強調して話し出している私がいました。(逐語録検討のときに目立つかもしれません)
もしかしたら自然じゃないということが問題になるかもしれません。でもある面、そこを気にした自分の気持ちに素直に動かされて起こったものですから…これも自己一致といっていいのかなぁ…
まだまだ自己一致ということを気にして、ぎこちない自分だと思います。

後半は役割交代。Oさんの話はかなり状況説明が長かったのですが、後半にそれらの振り返りが「今の気持ち・問題」につながっていることがハッキリしてきました。求道にも関わる問題なので、これがミニカンでなければ色々と応答して発展することもあったでしょうが、ここはそういう自分を置いておいて、目の前のクライエントとの関係に集中しました。
ここでもそうですよね。法のことで答えたくなる自分を大事にするのが自己一致なのか…。でも、カウンセリング場面以外での関係のバックボーンを取り込むのは違ってくる気がします。

実際のところは、自分のなかで「今は法座」「今はカウンセリング」と切り分けて関わるつもりはなく、それらがとろけあっている「私」として関わっていくわけですから、また違う場面でOさんと話しする機会があれば、今までと違った、いや今までの関係にプラスアルファされた関係でお話できるかな。それは楽しみですね。