コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

京都支部学習会 2月

2010-02-14 00:48:55 | 「聞き方・伝え方」学習会
今日は京都支部学習会でした。

今回も遠方から広島・富山・三重から。
また大阪や奈良からも参加してくださいました。

はじめに2分間の黙想。

初参加の方も居られるので少し趣旨説明。
そのあと、今回は簡単なワークをしました。
ワークと言うとちょっと構えてしまう方も居られるのですが、私の場合はちょっとテーマを絞った”お試し体験”的な位置づけです。
取り入れたのは「自己紹介のワーク」(こういう名前かどうかは知りませんが)
ペアを組んで「私は、○○です」ということを話します。
最初は「私は高橋です」「私は男です」などというところから、「私はいまこんな不安な気持ちです」と言う風に、自分の内側を探って、感じたことを言葉にしていってもらいます。
これを5分間ずつ、役割を交代して。

今まで、紙に箇条書きしていく形のワークや、もうちょっとテーマを絞って「私の長所は…」「私の短所は…」という風にペアを組んでやったことがあります。
そういうときに、私は言葉にすることで、自分でも普段感じていない「意外な一面」に出会うことがありました。

まぁそこまで行かなくても、パッと心に浮かんだことを言葉にする訓練的な思いがありました。

で、やってみて…
「私は…」というルールにこだわって、かえって話しにくかったとか、もうはなからルールは飛んでいって思っていること(話したいこと)をどんどん打ち出す方まで。
お聞きしていると、カウンセリング経験などがあって、「自分の内に浮かんできたこと」をすっと言語化できる方は、形の制約が無いほうが自由に自分を語れるようですね。
本当は、苦労してでもルールにのっとって、短い言葉で今浮かんだことを言葉にしてみる経験を味わって欲しかったのですが、そこまでがっちり固めない感じがこの学習会の雰囲気だと思ってますので、これもよしかなと。
まだまだ入り口ですから、なんでもまずやってみるところから、ほんの少しでも何かを感じてもらえればうれしいですから。

続いて、ペアを組んでのミニカウンセリング。
あまりペアを増やすと、狭い部屋で近く同士の声が気になるので、4隅に分かれられるように3人組二つ、4人組二つに分けて。
いつもの話し手・聞き手・傍観者・(4人の所は一人待機)の役割を決め、4回やるのでちょっと時間を短く7分間のミニカウンセリング体験。
初めて参加された方も、聞くことの難しさや、いままで自分の都合に合わせて聞いていたことを表明してくださり、大きな気づきをしていただけた気がします。

何度か体験されている方も、それぞれに新たな気づきをしてもらえる…こちらがあれやこれや教えるんじゃなくて、そうやって気づくことがうれしいですし、お一人お一人に任せておける私がいました。

一度体験してみること、続けることが大事ですね。
ここ数日の思いも交えて、もう少し書けそうな感じもあるんですが、今日はここまでにしておきます。

3月は27日の土曜日に行います。