今年の夏休みも、連れ合いと予定を合わせ旅行に行くことができた
車で遠出もこれが最後かもしれないので以前から連れ合いのリクエストを聞いいていた「平泉、花巻」を選択
それならば仙台に宿を取って、1日目は被災地の今を体感しに行こうということに
木曜日、連れ合いの仕事が終わるのを待ちなんだかんだ準備をして出発
帰省ラッシュの可能性がある関東ルートを避け、慣れ親しんだ北陸周りで
慣れてるとはいえ、何度も走った上越まででまだ半分
途中、こまめに休憩を取りながら約1000kmの移動
まずは、4年ぶりに、これまで2回訪れた女川町へ
町に向かう途中、以前は被災したままだった鉄道の線路はきれいに修復されていた
旧市街地に出る直前で散見された、基礎だけになった宅地も整備されていた
町に入ると、道路のあちこちは工事の障壁で道が入り組んでいる
おかげで、道を間違えて見えている目的地になかなか着かない
まずは旧医療センターへ
ここから被災した海側が一望できるが、ここは更地のまま
ただ、以前はあった倒壊したビルもきれいに撤去されていた
駅側を望むと、ずいぶん復興している
電車が通るようになり、駅周辺に多くの建物が
そこには新たな慰霊碑も立っていた
「いのちの石碑プロジェクト」のひとつ
医療センターをあとにし、途中駅前を通り、避難場所となっていた運動公園へ
途中に建設中の役所もあった
仮設住宅はほとんどなく、テニスコートが復活したり、マンションになったりしていた
ついで女川中学校へ
ふたたびここの石碑に向き合う
この高さまで水が襲っていた事実に改めて畏怖を覚える
以前がれき置き場だった道から戻ろうとしたが、ここは関係車両以外立ち入り禁止になっていた
駅前が復興していたので、見学
「START ONAGAWA」の旗が迎えてくれた
ここは依然訪れた「希望の鐘 復興商店街」が移設されたようだ
希望の鐘もあらたに設置され、キレイな駅前広場になっている
ただ、以前復興商店街にあったような小さなお店がどのくらいここに参加出来ているのか、少し心に引っかかった
ともあれ、駅を通じて、地元の方や訪れる方でにぎわっているのは良いことだ
ひとつ気になったのは、復興に際して、道を高くして防波の役割を持たせるという話を以前聴いていたのだが、それは進んでいないまま駅前が整備されていること
もちろん、役場の再興など予算の順番もあるだろうが
(あとで訪れた石巻や仙台はまずその道を高くする工事がされていたようだし)
ここまで変化したことが素敵なのはもちろんだが、まだまだ復興は途上だと感じた
忘れてはならない
ということと、私の言葉や写真だけで分かったつもりにならず、機会があればみなさんもぜひ自らの目で五感で触れていただきたい
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