今年新しく立ち上げられた「発達障害者支援グループ アズウィッシュ」の第1回目SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)ワーク、および当事者グループワークが行われました。
ここ数年、私自身の学びとして、また支援者としてお手伝いできるならと「発達障害」というテーマに取り組んできました。
その具体的な活動として、就労支援につながるワークグループが始まりました。
社会活動において壁となる「周りと関わる」ことへの”少しでもの克服”を目指して、プログラムを工夫しながら進んでいきます。
内容などは書くのを控えますが、少なくとも「ここでならちょっと流れに乗ってもいいかな」と思ってもらえたようで、各ワークに、楽しそうに、積極的に参加してくださった気がします。
ここでの目的のひとつは、「安心して失敗してみる」ということが根底にあります。
他を批判せず、肯定的に受け止めることや、自己に「今、ここで」現れてくるものを受容し表現することも、プログラムの流れに乗ることで、無理なく体験してもらえるように考えられています。
同時に、午後に行われた当事者グループワークでは、「同じような仲間ばかりだから、安心して自分を開いて、言いたいことを表明する」ということが目の前で繰り広げられていきます。
今まで、当事者&家族のグループワークは何度か経験してますが、どうしても当事者が家族に理解を求める、家族が当事者を理解するために質問を浴びせる感じでした。
それはそれで大事ですし、そういう機会も成長の糧となるのですが、「結論を出すのではなく、まずは表明・表現してみる」ということをより安心して過ごせる場所と時間。
課題はいろいろ出てくるでしょうが、やっていける手ごたえはありましたね。
こういうワークを進めていく手段はいろいろあるでしょうが、PCA(パーソン・センタード・アプローチ)を学んだスタッフが中心にいて、ワークをこなすことより、今のそれぞれの居所を大事にすることが功を奏している気がします。
お世話をするスタッフ(もちろん私自身も)も、失敗もしながら、学んで良いグループが作っていければと思います。
案内をリンクしておきます。
アズウィッシュ ASWISH
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