なぜ、自分はこんなに色々なことをしなければならないのか?半ば強制的に自己啓発を図っている。もちろん、会社にいるときは仕事に集中しているし、自分にしかできないことをコツコツとやっているつもりです。
色々なことをやる理由はタダひとつ。「人生に対する漠然とした不安」が私を学習に駆り立てる。考えてみれば誰でもわかる。自分の人生がわかっていれば、そんなにあくせく勉強することもなければ、自己啓発をする必要もない。「邯鄲の夢」という故事のストーリーのとおり、将来がわかってしまうと、努力することもない。
人生一度しかないので、同時並行的に色々なことを行い、人生の充実度を高くする。ユングの言うところの「人生の正午」を過ぎたことをいち早く察知しているので、生きがいというキーワードのとおり、できることを精一杯がんばっている。ただ、それだけ。
今、できるのなら、逃げずに、立ち向かいたい。ギリギリまで、可能性を信じて学習したい。特に、目の前に現れた「チャンス」は、できるだけ掴み取りたい。それは、「学習機会」かもしれないし、ひょっとしたら「飲み会」かもしれないし、「仲間との語らい」かもしれない。昔は、消極的な人間であり、多くのチャンスを逃してきたが、今は、時間の許す限り、何でもチャレンジしておきたい。
「自分は精一杯やった」という事実こそが、「人生に対する漠然とした不安」への、自分なりの回答である。