この手の本好きなんですね・・・「日経 大学・大学院ガイド」
ただって訳ないから、節約のため、買わぬが一番。結局、「二重学籍の禁止」のため、あと2年間はどこも学校にいけないから。
でも、母校のデータも載っているし、ひょっとして、友人なんかが出てるかもしれないから、買ってしまった!
最初に見るのは当然のごとく「ビジネススクールのランキング」。こんなランク付け、なんの価値もないのだが、データとしてみておくことは、今後、色々と問い合わせがあったときに「ウンチク」を語る際、有効である。
キャリア・コンサルタントも数字が命。社会人学生の方々に、聞かれたときに、数字を交えてカウンセリングできると、信頼性が増すのは当然であろう。そう、それだけ、努力しているのです(趣味の世界だから、一切苦痛はない)。
飲み会でオヤジが好き勝手なことを言っていると思っている方々、フラさんは「ガイドブックが出るたびに購入して、読みこんでいる」のですぞ。だから、そのエッセンスをお伝えしているつもりなのだが・・・飲み会の席じゃ説得力なしだな。。。
で、今回、パラパラとめくってみると・・・
「受験者が多い」「倍率が高い」といった人気ランキングでは産能は出てこない・・・まあ、この手のカテゴリーは「ブランド力」や「受入キャパシティ」が物を言う訳で、望むべくもない。
で、次の「累計修了生が多いランキング」で、なんと、産能は9位に出てきた!MBAコースとしては、まだ、2004年にスタートしたばかりなのだが、その前身の従来型大学院としては92年からやっているから、その累計ってことだ。
慶応2795人、早稲田約1200人には及びもつかぬが、累計472名というのは立派!次の修了生が出る頃には500人を越えることでしょう。道理で、なんやかんやと先輩が多いわけだ・・・
次の「初年度納付金が安いランキング」にも出てきた。国立大学を除くと、公立大学を含めて9番目に安い大学院となった!そう、産能は安いのです。だから、学生にたくさん来てほしいのだが・・・
あと、「実務家教員の割合が高いランキング」では、1位アナハイム、2位テンプルであり、外国大学院を除くと1位にランク付けされる。その率94%!驚異の実務家率である。だから、研究者となりたい人は「間違っても来てはならない大学院」といえる。この本にも書かれているが「実務家教員率が高い=教育内容が良いとはかぎらない」と言うのは真である。
かと言って、「研究者率が高い=教育内容が良い」ということは絶対ありえないということは断言できるところがMBA教育の面白いところ。実務家の先生がいない大学院が、MBAを語るなんてカラカラおかしい。先の外国大学院は実務家率100%である。MBAの売りは経営者や実務家の先生からそのエッセンスを吸収できることが大きなメリットだと私は信じている。
ケーススタディを何十本、数百本やるより、その経営者と対峙しても恐れない心持と、インタビューできる能力=潜在的経営マインドを引き出す力を育成することの方が大切であろう。これができなければ、コンサルには向かない(というのが私の持論である⇒かなり過激発言モードに入りつつあるのを必死に押さえている)
まあ、本学の先生には、現役の経営コンサルタントがたくさんいらっしゃいますので、コンサルの極意も教えていただけるわけですがな・・・(基本的には転職禁止なのですが、コンサルに身を投じる先輩も多数いらっしゃいます)それ以前に、本学の創始者である上野陽一先生こそ、日本で最初の経営コンサルタントですから。。。
そして、本学は先生以外にも、その先生のお知り合いの上場企業経営者を授業で「サプライズゲスト」として招聘することもある。ある先生は、上場企業の代表取締役と、大会社をつぶしたことで有名な元代表取締役をゲストとして招聘した。また、他の先生も、あるベンチャー企業の創業者を呼んだり、経営に悩んでいる企業の部長を招聘し、一緒にビジネスプランを考えさせるような授業を企画した。
本学ならではの授業内容であり、他大学では決して受講できないはずなのだが・・・学生は減少の一途である。
無念・・・その言葉しか思いつかない。