フリージアさんからコメントをいただいたのですが、コメント欄では書ききれないので・・・
私も、今回の改正は、まだ読み始めたばかりなので、十分把握していないのですが・・・「ずっと算入」という部分について、他大学卒業の3年次入学者が次々と再入学した場合、どの部分が算入されるかが、いまひとつ、不明瞭でわからないのです。
16単位は、どのような形で再入学しても必要なはずです。ただし、放送大学を卒業後「選科履修生」「科目履修生」をしていた場合は、自コースのみ単位認定されます。しかし、それは1回のみで、ゼロクリアされるようです。ゼロクリアについて、私を例にとると、持ち合わせているイメージは以下の通りです。
2014年3月 放送大学 心理と教育コース卒業
2014年4月 選科履修生として以下の単位取得(一部取得見込み)
~ 人間と文化=1単位・自然と環境=5単位・情報=6単位・生活と福祉=4単位
2016年3月
2016年4月 放送大学 人間と文化入学 認定1単位で、自コースで残り15単位必要
2018年3月 放送大学 人間と文化コース卒業
2018年4月 放送大学 生活と福祉入学 直近の卒業は「人間と文化コース」のため、認定0単位。
2020年4月 放送大学 情報コース入学 直近の卒業は「生活と福祉コース」のため、認定0単位。
2022年4月 放送大学 自然と環境コース入学 直近の卒業は「情報コース」のため、認定0単位。
すなわち、」2014年4月~2016年3月に修得or修得見込みの単位は合計で16単位あるにもかかわらず、コースによっては「6単位」「5単位」「4単位」「1単位」しか使えないわけです。
私のように続けざまに放送大学の複数コースを卒業しようとしている者にとっては不利益以外の何ものでもありません。故に、改悪?のような気がしているのですが、更にわからないのが、他大学卒業者の取り扱い。Q&Aの14・15では以下の通りに書かれています。
Q14.
他大学等からの編入学生及び転入学生について、入学の際に既修得単位を認定された共通科目と専門科目の単位は新カリキュラムに移行した場合どのように取り扱われますか。
A14.
新カリキュラムに移行した場合、既修得単位として認定された共通科目の単位は、 14単位を満たすまで基盤科目の単位に、残りを導入科目(自コース開設扱い)の単位に読み替えます。
なお、編入学及び転入学をする前に、放送大学で選科履修生や科目履修生として基礎科目及び共通科目の単位を修得している場合、修得時期の古いものから順に基盤科目の単位へ読み替えますので、選科履修生や科目履修生で修得した単位を先に基盤科目の単位へ読み替え、既修得単位として認定された共通科目の単位を、14単位を満たすまで基盤科目の単位へ読み替えます。残りの共通科目の単位を導入科目(自コース開設扱い)の単位に読み替えます。
(例)編入学する前に放送大学で修得した単位がある場合:
①科目履修生で修得した基礎科目の2単位
②編入学で既修得単位として認定された共通科目の30単位(③うち外国語4単位)
→③外国語の4単位を基盤科目へ、①基礎科目2単位を基盤科目へ、②のうち8単位を基盤科目へ、残り18単位を導入科目(自コース開設扱い)へ読み替える。また、専門科目については、他コース開設の専門科目の単位となります。
Q15.
他大学等から編入学や転入学する場合、既修得単位はどのように認定されますか。
A15.
2016年度以降の編入学生等の既修得単位は、基盤科目、導入科目及び専門科目での認定となります。
外国語科目を基盤科目の単位として2単位を上限に認定します。卒業要件である基盤科目の最低修得単位数である14単位(外国語2単位を含む)まで、基盤科目の単位として認定し、残りを導入科目(自コース開設扱い)の単位として認定します。 なお、専門科目は、他コース開設の専門科目の単位として認定します。
(例)2年次編入希望者で、31単位(外国語4単位を含む)修得していた場合:
→基盤科目14単位(外国語2単位を含む)、導入科目17単位(自コース開設扱い)として認定する。
ということは、自コースは30単位から34単位とアップするものの、他大学卒業者なら、自動的に修得した単位が自コース導入科目に振り返られ、結局、16単位のみでよくなるのではないか?と読んでしまうわけです。それなら、「自然と環境」「情報」で単位が少ない私にとっても朗報なのですが、本当にそうなるのか?
純然たる「放送大学」卒業者なら計算は単純なのですが、他大学卒業⇒放送大学卒業⇒放送大学再入学のルートをとった場合、他大学の認定単位は最初の放送大学卒業の自コース単位に振り返られたりしないか?と危惧してしまうわけです。
いずれにせよ、再入学する前に学習センターに行って、事務の方にお願いして、詳細にシミュレーションしないといけませんね。勝手な解釈で不利益を被った場合は、自己責任ですから。努力を惜しんだ場合、その結果は己が引き受けるべきものであり、それをもって大学を非難することは許されないと考えます。まあ、「ブログのネタ」及び「他者への警鐘」のため、1回、2回ぐらいならご披露することもありだと思いますが、よほど腹に据えかねるなら、退学してから、その意志を表明すべきでしょうから。