機構の試験対策のため、放送大学で本を借りてきました。
そもそも、今回のレポートは放送大学の面接授業をベースにして作成したものです。そして、放送大学には、その時の講師だった東京農工大学教授の本が蔵書としてあります。故に、その本を1か月間かりることとしたわけです。
今まで、放送大学の制度改正(改悪?)で、複数の方々から「放送大学許さん!」という趣旨の話をいただきました。私自身も、履修する単位が増えるうえ、「自然と環境」コースでは、比較的優しい科目は事前に履修してしまったため、入学後に自コースから16単位を得るのは、苦難の道のりとなってしまいました。
でも、やはり、学習センターに行って親切な教務の方々と接すると、「放送大学の学生を続けたいな~」と思えてきます。我が家から一番近い図書館であり、Ciniiにも無料で加入できるし、面接授業もたくさんあるし、第九も歌えるし、成績証明書は何枚に渡っても200円だし、通信課題は択一式ならネットで送付できるし、単位認定試験会場にも雨の日も歩いて10分でいけるし・・・そもそも、放送大学の学習センターが近いから、この地に引っ越ししてきたことを考えると、放送大学からの撤退はありえないか・・・と思うわけです。
私の場合、制度改正の傷は浅いです。逆に、旧制度なら不得手な分野で30単位取得しなければならないにもかかわらず、16単位で済みます。ただし、過去修得の単位や科目履修生で取得した単位はほとんど活かせませんが。
親鸞聖人で言えば、「法難」みたいなものでしょうか。己の力の及ばない大きな権力のために、一方的に不利益を被ること。でも、本当に不利益か不利益でないかを決めるのは、己の心持ち次第だと思います。それこそ、「人間万事塞翁が馬」。今のこの状況こそが、人生のワンチャンスなのかもしれないのですが。
本来、旧制度の入学即卒業だと、最低限の授業料として入学金18,000円(再入学割引)+22,000円(最低1科目⇒2単位)=40,000円だったものが、新制度だと入学金18,000円+88,000円(最低自コース16単位)=106,000円と66,000円アップするだけです。年間ベースに直すと33,000円コストがアップするだけ。故に、私の場合、「傷が浅い」と思っています。
ただ、「自然と環境コース」や「情報コース」で卒業可能な単位を取得している人にとっては、再入学した場合、履修できる放送授業が限られてしまうという、多大な不利益を蒙るケースがあります。そもそも開講されている科目が少ないのです。だから、過去の実績が認定されないと、「面接授業だけで卒業しろ」ってことになりかねません。これだけは、救済して欲しいと願っています。
最後に、多摩学習センターの休館についてです。お気をつけてくださいね。