家に帰って孤独な時間を過ごしていると、ついつい、何か食べたくなる。
かき揚げ丼って、それなりにボリュームがあって、油の集積のような食べ物で、胃腸薬を飲んだにもかかわらず、冷蔵庫に入っている未開封のブルガリアヨーグルトや、これまた、未開封の「そばぼうろ」や2つ残っている「鬼まんじゅう」なんかを食べたくて仕方がなくなる。で、食べ始めると食べつくすに決まっている。そして過食嘔吐になる。そう、私が名付けた「嘔吐リバース」のモードに突入する。
先般、外食から帰ったのち、干し柿を4つ(かなり大きめのあんぽ柿)を食べて、未開封のNG食材のピーナッツを一袋食べて、これまた未開封のチーズ味のスナック菓子を食べて、鬼まんじゅうを1つ食べて、「そばぼうろ」を半袋食べて、結局、すべてリバースすることとなった。というか、無性に食べたくなったので、近所のスーパーで買いこんで、結局、ほとんど食べつくして、苦しくなって、リバース・・・
原因の一因が院試第二次選考。正直、今回は、戦えるだけの準備ができていないのに、何故か一次選考をクリアしてしまい、面接が怖くて恐くて仕方がない。そして、更に追い打ちをかけるZoomでの面接。操作を間違えたらどうしようとか、音声が伝わらず無声映画みたいになってたらどうしようとか、声が遅れて伝わってしまい腹話術のいっこく堂みたいになったらどうしようとか思うと気が気でない。ましてや、部屋に貼ってあるA4サイズを超える大きな家内の写真が見つかったらどうしよう・・・と思うと正常な判断ができなくなってしまう!
その大きな写真、家内が結婚退職の際、カメラが趣味の行員さんがお祝いの花と一緒に家内を撮影して下さったもの。今では、私の部屋に飾ってあるのですが、もう25年も前の話なのですね。ありがたいことです。まあ、家内は私と違って、周囲の人望もあったし、人気者だったし、ボランティアが趣味というくらいなのでみんなに親切でしたから・・・
まだ、結婚前なので、「家内」じゃなくて「彼女」の時代。付き合ってた当時、まさか「彼女」は「彼氏」が、こんな奇行に走るとは思っていなかったでしょうね。いや、「彼ならやるかも・・・」とうすうす気が付いていたかもしれません。でも、まさか、たかだか面接試験で、メンタルを正常に保てず、過食嘔吐を繰り返すほどのチキン野郎とは思っていなかったことでしょう。本当、私自身が「これほどまでにもろいのか・・・」とショックを受けているくらいですので。