東京に戻ってきて寛いでいるところ。
単身赴任先の愛知はまん延防止等重点措置が解除となるが、ここ東京は解除どころか、緊急事態宣言に格上げだ。というか、東京、おかしいもん。国分寺駅から出てバス停に歩いていたところ、夜9時を過ぎているのに飲み屋やってるし。こんな「ルールを破った者勝ち」の環境で、コロナが終息するわけがない。
「雇用を守るため時短営業に従えない」って、怒りモードで飲食店の店主が堂々と公共の電波で法令違反を宣言する。でも、今の時短営業のルールは「自粛のお願い」ではない。特別措置法に基づく命令なのだ。だから
ルール違反に罰則が加えられる。すでに、
東京都が出した営業時間の短縮命令に違反した飲食店4店に対し、裁判所がそれぞれ25万円の過料を科している。そうやって、ルール違反をしている飲食店が起点となってコロナが蔓延している。
「飲食店だけがコロナまん延の原因ではない」っていうのは正しいが、「飲食店がコロナまん延を助長している」ことは紛れもない事実である。過去の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置で飲食店に制限をかけると確実にコロナ感染者は減る。それでも疑う人は飲食店に行ってみればいい。コロナ感染でNGとされる行為がどれほど行われているか。酒の力も後押しして、なんでもありの世界である。
連帯責任は無責任という言葉があるが、そもそも、東京の飲食業界が一致団結して、完全に営業を停止していれば、こんなに何度も緊急事態宣言が発令されることはなかったのではないか?テレビで「もう、限界、過料をとられても、そっちのほうが安いから営業します!」って報道ばかりされていれば、「なら、うちも営業しなけりゃ損だ!」って、ルール破りの営業をしているからコロナ感染者が減らず、飲食業界の首を絞めたってことがないか?そもそも、時短営業違反で裁判絡みになったのって東京だけじゃないの?その東京周辺で劇的に感染者がふえているのだから、因果関係が予測されても仕方がない。
本当、ちゃんとルールを守っている飲食店に対しては「申し訳ない・・・」と思いつつも、ルールを破っている飲食店に対しては「法令に従ってコロナまん延防止に協力してよ!」って思ってしまう。ゆえに、飲食業界には、今こそ、法令順守を合言葉に、お酒の提供をやめてほしい。そうしないと、私自身、いずれ東京に戻ることすらできなくなってしまうだろうし。
あと、報道関係者は「もう、営業するしかない!」って法令違反を幇助するするような飲食店経営者の言動を放映しないでほしい。そして政府はワクチン不足をなくすと同時に、オリンピック開催をやめてほしい・・・
そしてすべての国民の方々におかれましては、特別措置法の趣旨に反して営業しているお店にはいかないで欲しい。そのルール破りの飲食が、コロナ感染者を増やしているし、ルール破りのお店を繁盛させることが、また別のルール破りのお店の呼び水になってしまうから。