2週間前、鶴舞中央図書館で借りた『職場学習論』という本。
延長しようと思ったら、次の予約が入っていたため、本日、返却に行かねばならない。その前に、何か、修士論文の参考になるような記述がないか読んでみることに。
論文はともかく、ところどころ、興味のある文章があったのでコピーをとっておくことに。そうして、最後の最後、p。170の「あとがき」に書かれていた文章に、ちょっと思うところが・・・
「企業というのは教育学の「辺境」である。企業内教育は、おそらく分野としては、生涯学習・社会教育の研究分野に含まれるのであろうが、企業を対象にした学習研究が年間に生み出される数は非常に限られている。また、人材育成、あるいは、職場の学修は、経営学の「辺境」である。競争戦略や企業会計といったハードな研究分野から比べると、人を扱うソフトな研究の数は、やはりマージナルな位置を占めているといわざるをえない。もちろん、それは後者の研究が重要でないということえは断じてない。教育学と経営学ー筆者は、ふたつの領域の「辺境」にある、ぽっかりとあいている中空の領域を探求したいと願った。」
私自身、まず、産業能率大学大学院で経営学を学びました。そして、次に、明星大学大学院で教育学を学びました。そう、経営学と教育学。筆者は「辺境」と「辺境」と、2つが離れているとされてていますが、私は、その中空に人がいて、人を介在させれば、二つの辺境はそれほど離れていないと思っています。いや、むしろ隣接しているのではないでしょうか?
それこそ、人が学び続け、それを仕事に活かしていくという意味での「生涯学習」というキーワードが、「どこでもドア」あるいは「ワープホール」として、辺境とされる2つの領域を繋いでいると思えてなりません。
たまに、FACEBOOKで「友達の友達」として出てくる先生が書かれた本。友達申請してみようかな。なんせ、共通の友達が12人もいるので。