軽快に都心に向かう中央線の車窓は、青空を背景に建物が後ろへ後ろへと流れていく様を映しだす。
そんな中、私の気持ちも比較的ブルーとなっている。いや、曇天に近いグレーかもしれない。ゼミの先生からいただいたメールを見つつ、研究レポートⅡを読み返す。やはり先生のご指摘通り、内容は薄っぺらい。「読者を説得する材料を示しながら、議論を進めることが重要」という一文に胸が痛む、、、
ほとほと自分が嫌になる。何で、準備不足の中、後先考えず院に入ったのか?そんな愚行を後悔している自分。
とはいえ、1年待てば、あるいは2年待てば、よほど立派な研究成果をあげられる準備が整ったのかと問われると、絶対に「否」である。私のような自堕落、ずぼらなサボリ魔が、自立的かつ計画的に準備できるはずがない。
ならやはり、ダメ出しされようが、指導教官についていくしかないし、それこそがアカデミックの世界で学ぶ者のアドバンテージなのだから。