写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

2022年 秋の車旅・17日目(アジ釣り・マグロの水揚げ)

2022年10月16日 | 車旅紀行

今朝も穏やかで気持ちの良い朝を迎える事が出来た。

駐車場の直ぐ上にオープンテーブルがある。

朝食後、そこでモーニングコーヒーを飲みませんかと誘われた。

友人が持参のテーブルクロスを被せると、そこはオープンカフェに変身した。

目の前でお湯を沸かし、入れたてのコーヒーを頂いた。

気持ちの良い朝、青空の下で飲むコーヒーは格別だ!!

しばらくコーヒータイムを楽しんでから、昨日の釣り場に向かった。

5匹の一家釣りが度々あったが、ほとんどが豆アジで海に戻した。

時々少し大きめのアジも釣れるが、時にはこんな魚も!?

水族館向きの魚だと、周りから揶揄われていた。

妻たちは車の日陰に椅子を出し、おしゃべりに夢中!!

釣り場の岸壁にマグロ漁船が帰って来て、マグロの水揚げ始まった。

写真撮影の許可を貰って撮らせてもらいました。

写真を撮っていると、作業していた年配の婦人から後で写真を送って欲しいと要請を受けた。

二つ返事で引き受けた。

小さめのマグロは発泡スチロールの箱に入れ、二人で何とかパレットに乗せる。

大きな物は人手では持ち上げられないので、フォークリフトで持ち上げ運んでいた。

水揚げされたマグロは直ぐにエラと腸を切り落とす。

この作業はかなりの力仕事で、額には大量の汗が噴き出していた。

内臓を取り終わった腹を綺麗に洗い終わると、発泡スチロールの箱に入れる。

重いので横にした箱に押し込んでから箱を起こし収めていた。

全てのマグロの処理が終わり、箱に入れられ氷詰めにされて並ぶ景色は壮観である。

箱には一つずつ計量された重さが書かれている。

25kg~50kgの数字が書かれていた。

約40本のマグロは、この後トラックで出荷されていった。

餌は前の夜に漁火でイカを釣って生きたまま船倉に入れ、釣り場で針に着けて泳がすそうだ。

その釣り針の釣り糸は船上で切られるが、延縄漁で釣られた証でもある針はマグロの口に付いたままだった。

内臓を取り去る時に釣り針は外されるが、針は意外と小さかったのでビックリ!!

全ての作業が終わり、喧騒だった岸壁は静かになった。

私達は釣り場に戻り、釣りを再開した。

ほどほで納竿し、少し大きめのアジとサバの頭と腸を取り除いた。

ひと休みしているとマグロの水揚写真の許可を貰った婦人が、マグロの餌に使った生きの良いイカを持って来てくれた。

撮影中にも、エラなどと一緒に取り外したマグロの心臓を2個頂いていた。

心臓は友人の奥さんが程よい大きさに切って煮込み料理にしてくれた。

夕食にイカの刺身と煮魚にマグロの心臓の煮込み料理が並んだ。

マグロの心臓は人生で初めて食したが、美味しくてコリコリとした歯ごたえが印象に残った。

マグロの水揚げと心臓の煮込み、それにマグロの餌と同じイカを食べるなど、初めての体験が重なった今日は忘れられない一日になった。


.風景写真

四季の風景写真