今朝のテレビ朝日系「スーパーモーニング」において、
鳥越俊太郎さんは、ご自身の癌が「肝臓」へ転移していることを明らかにされました。
「明日手術をします。
直腸がんから肺へ転移して手術、闘病を続けてきましたが、
今度は肝臓へ転移しました」
穏やかな表情で報告された鳥越さん。
2005年3月、直腸がん手術。
2007年1月、左肺へ転移・・左肺を一部切除(腹腔鏡手術)。
2007年8月、右肺を一部切除・・良性。
(鳥越俊太郎さんの癌について2008年10月26日に書いています)
そして、今回の肝臓への転移。
「肝臓に癌がみつかったのですが、『肝臓がん』ではありません。
直腸がんから肝臓へ転移したので『肝転移』です」
このことを強調されました。
私はお話を聞きながら、
「転移(他の部位に癌が発生して移行する)」と
「原発性(癌が初めてできた部位)」の違いを仰りたいのかなーと、
自分のことに置きかえて判断しました。
【鳥越俊一郎氏の場合】
◆直腸癌・・・原発性
◆肺(癌)・・・転移
◆肝臓(癌)・・・転移
【私の場合】
◆乳癌・・・原発性
◆肺癌・・・原発性
原発性癌が複数発症することを重複癌。
「がんから逃げると怖くなる。 向き合うと怖くない。
がんとうまく共存するにはどうすればいいのか、
どういう治療法があるのか、
そういう好奇心をもってがんと向き合うことが大切」
と、鳥越さんはいつも話されていますが、
今日も、前向きで、落ち着いた姿勢が印象的でした。
乳癌と肺癌を患っている私は、
癌患者の方が「再発」や「転移」のことを報告されるのはとても辛いです。
他人事とは思えません。
早くお元気になられ、一日も早く番組に復帰されることを心からお祈りしています。