『傷だらけの天使』
う~ん! 驚くような本でした。
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著者、矢作 俊彦 氏。 1950年生まれですが、別に当時のテレビ番組と関係していた訳ではありません。 あくまでも、『傷だらけの天使』 の “その後” を創作した小説の著者です。
設定は30数年後。 オサムは既に 50代。 ホームレスになって公園の段ボールハウスに住んでいる、という設定から物語はスタートします。
“その後”の話です。 現在の新宿が舞台です。 予想もしない形で事件に巻き込まれます。 スピーディな話の展開とともに、次々と当時の人物が登場してきます。
だから回想シーンも多く、懐かしい名前やシーンが出てきます。 鮮明に覚えている場面も。
主人公はオサム。 これは忘れませんね。 漢字で書けば 『修』 というのは忘れてました。 フルネームでは 木暮 修。 これも同様。
萩原建一のオサムを 「兄貴~!」 と呼ぶのは、アキラ。 これも漢字では 乾 亨(イヌイ アキラ)。 演じたのは、もちろん、水谷 豊でした。
雇い主のアヤベさん、綾部(貴子)。 秘書の辰巳も生きてます。
かなりの期間を海外に亡命していたオサムは、日本語に混じるカタカナ単語に頓珍漢な反応を繰り返します。 30年前に比較して、今の日本語の方がおかしいと思えてきます。
ドラマというか小説だから、偶然がいつの間にか必然になって結末を迎えます。 修は北を目指して… と、あとは読んでみてください。
おかしくて やがて悲しき…というのが読後感でした。 それにしても、こういう形で修に再会するとは! 驚き、でした。
その頃。 私も青春真っ只中でした。 ドラマの想い出により、青春が甦ることに感激するのでしょうね。
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