若さより馬鹿さ

あれは。

忘れもしない、大学一回生の 春か秋の、ある日の出来事。

「お前、『忘れもしない』 って、時期さえ 忘れとるやんけ！」 　と、お約束の 一人 ボケ突っ込みをかまして。　さて。

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北九州の友人数名と大阪に行き、京阪電車で京都に戻るとき。

淀屋橋から乗車。　車内アナウンスが。

「次は京橋、京橋。 『マルちゃんラーメン ビル 前』 に停まります」

こいつは、皆で大爆笑！　大声で。　たまんねぇ。　大阪は おもろい！

「何じゃ、そのビル？」　「ビルの上にラーメン載せとるんかい？」　「いくら大阪でも、『マルちゃんラーメン』 なんかを、ビルの名前にせんやろう、 普通！」

その通り。　しません。

後日、一人で京阪電車に乗れば。

誰が聞いても、『マーチャンダイズ ビル前』 でんがな、これが。　

　

あの日。

皆で笑ってましたが、周りの人は もっと笑っていただろうなぁ。

さすがの私も。　しばらくの間は。　京阪電車に乗るたびに。

アホな勘違いで笑ったこと。　周囲に馬鹿と思われ、格好のアホ話ネタを提供した（に違いない）こと。　諸々の恥を 思い出していました。

タイトル通りの 「若さより馬鹿さ」 という青春の一コマでした。

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