財政再建会議は、小中学校の統合を進める方針を盛り込もうとしています。 もちろん、目的は教育支出の削減です。
一方で、教育再生会議がまとめた第2次報告では、『ゆとり教育の見直し』、『調和の取れた人間形成』 などが提言されていますが、『「教育新時代」にふさわしい財政基盤の在り方』 には、具体的な内容は見当たりません。 予算処置を求める指針も示されていません。
毎日新聞では、日本のGDPに占める初等中等教育機関への公的支出の比率(2.7%)が、各国の比率と比較されていました。 アイスランド(5.2%)、仏国・英国(4.0%)、米国(3.9%)、伊国・韓国(3.5%)などと比較すると、相当に低い水準と言えます。
どうにも、おかしいと感じませんか? 財政再建が急務であることは判りますが、教育に関わる費用の前に削減すべきことがあると、私は考えます。 米百俵の精神を話したのは、前首相だったのです。 なにか、根本的に発想がおかしいと感じるのです。
現首相が教育再生会議の目的としたのは、「21世紀の日本にふさわしい教育体制を構築し、教育の再生を図るため、教育の基本にさかのぼった改革を推進する」 ということだったはずです。
今回の第2次報告において、『教育の基本』 とは何かが見えてきません。 正直、失望しました。
人気blogランキングへ ← クリックを御願いします。
ブログランキングに参加中です
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます