「怪談牡丹灯籠」の主人公、はぎわら・しんざぶろう(萩原新三郎)が
住んだとされる、
文京区・ねづ(根津)。
そこは、
ねづ(根津)神社のまわりにひらける
いんえい(陰翳)のある
下町で、
ちょっと・うら(裏)に行くと、「お化け階段」とよばれる、
フシギな かいだん(階段)が
あるという・・。
ねづ(根津)交番から、ニ本目の道を曲がって 住宅地に入り、
つきあたりを
左に曲がると、
その、あやしい・かいだん(階段)が 見えてきます。
ねづ(根津)小学校の しき地にそって つくられた、
小さな
コンクリートかいだん(階段)。
とても 小さな・かいだん(階段)ですが、
かい(階)上までは 見わたせない、
都内で
有名な ダークスポット・・
下から上がると 40だん(段)、
上からおりると、39だん(段)・・
のぼりと くだりの
だんさ(段差)が合わない
それが、
かいい(怪異)
って、ことらしい。。
これは、一番下のだん(段)が ひくすぎて、道路だか・なんだか・分からないので、
つい・カウントし忘れちゃう
って
ことなのだそうですが・・
昔の「お化け階段」を 知る人によれば、
そういう話じゃなく、
今みたいに、「拡幅工事」される前は、
かいだん(階段)自体が
はば(幅)がせまく
古かったので、
かべ(壁)に接した その一角が、
昼でもやけに うす暗く、
通る人の心を
ブルッ、っとさせた、
とのことです。
<下りおえた後・・>
「ねえ、何段だった?私、40段。」(ジェマ)
「あたしは、39段かな。」(チット)
「怪異」(二人)
・・・・・・
「チットは、シャシン(写真)とってて 数えてなかったでしょ」
(つづく)