「昔は、つつじ祭りのイメージしかなかったけど、
あの本読んでから、
根津神社には
暗いイメージがこびりついた。」
といって、
うちのチットは
ふじさわ・せいぞう(藤澤清造)の、「根津権現裏」
という
しょうせつ(小説)の話を
はじめました。
ねづ神社のことを、ねづごんげん(根津権現)
って言ってた・大正時代が
ブタイです。
ないようは、
神社の近くに住む、病気もちの青年が、
これまた病気もちの、
まずしい友だちの自殺を
きっかけに、
いろいろ・考えていく・・
という、作者の ししょうせつ(私小説)
西村けんた(賢太)さんが
そんけいする作家
というだけあって、
ひんく(貧苦)や、はんもん(煩悶)や、しっと(嫉妬)や、グダグダが
つづられた、
なやめる青年の
お話らしい。。
「江戸の怪談より、よっぽど残酷で暗黒。」と、
チットが
ため息を ついていました
(つづく)