東京大学の近辺には、「COFFEEこゝろ」のほか、
何けん(軒)か
有名な しにせ(老舗)カフェが あります。
こちら、「本郷三丁目ビル」の
地下に入っている、
「名曲・珈琲 麦」(むぎ) なんて、そのひとつです
実は・・ このお店、クリンの お父さんと
お母さんが、
半世紀以上前
初めて 出会って
話をして、
その3日後には けっこん(結婚)の約束をした
「ビビビ婚」の ぶたい(舞台)となった お店
で、
クリンたちに とっては、
かなり・じゅうよう(重要)な コーヒー店です
今日は、お母さんといっしょに コーヒーを のみながら、
よく知らなかった、2人のなれそめを 聞き出そう・・
そういう・こんたん(魂胆)で、やってきました
かいだん(階段)を おりると、お店は 左右に 分かれてて、
右エリアは「キッチンのあるカジュアルエリア」、
左エリアは「静かにバロック音楽を楽しみたい人向けエリア」
と
なっています
クリンたちは、赤いイス(椅子)席に ひかれ
、
ついつい
「バロック音楽・重低音」エリアに 足をふみいれてしまい、
あろうことか・・、ここで、べちゃくちゃ・おしゃべり
を してしまいました。。🐻
(おひとりさまの皆様、ごめんなさい)
・・・・50数年前、うちのお父さんと お母さんは、
このお店で 初対面し、
長時間・おしゃべりしたそうです
なぜ、初対面だったのか?というと、お母さんが、
当時のボーイフレンドから、
お父さんに会うように たのまれたからです
「大学時代の友達の〇〇ってやつが、東京に行ったきり、帰ってこないんだよ。
悪いけど、東京に行くなら、ついでに 様子見てきてくれない」
と
たのまれた・お母さんは、
上京の折、
うわさ話でしか 知らなかった、お父さん(〇〇というやつ)に
会うことに なったそうです
手紙で、「〇月〇日の〇時に、本郷の喫茶「麦」で、会いましょう」
とだけ
約束して 出会った、
初対面の お父さんと お母さんは、
この席で 気が合って、
3日後には
けっこん(結婚)の約束を したらしい
(その後、お母さんは、地元にもどり、いきなり結婚すると言い出して、みんなのドギモを 抜きました)
あたまがよくて、変り者だった・お父さんと、
あたまがよくて、人格者だった・お母さんが、
若いころ
知的会話を たのしんだ、
この お店・・
「
あまり、変わってないわね~。あの肖像画、
見た覚えがあるわ。」
と
お母さんは なつかしそうに 言いました
が、
その時代には、
おそらく なかったであろう「手作りプリン」(す入り)や、
まわりのお客さんのほとんどが、
学生ではなく、おじさんになっているのを 見て、、
時がたったのを じっかん(実感)したようでした・・
でも
クリンは、(ロマンチックだなあ)って 思いながら 話をきいていたし、
プリンも 美味しかったもんで、うかれていました
そう・・
2人の娘である、しん(親)友・チットが、
とつじょとして
「非ロマンチック」なことを 言い出すまでは・・・。
「
・・そういえば、お父さんってさ~、喫茶店に入ると、
まず、おしぼりで顔を 拭いていたじゃない?
お母さんと 初めて会った時も やってた(笑)」(チット)
・・・お母さんは、その件については
おぼえていないようすでしたが、
「それより、お父さん、下駄はいてきたわよ。」
と
半世紀たっても わすれられない・印しょう(象)を 口にしました
「
会社にも、下駄を履いて 行ってたみたい。
原稿を 取りに行った先の著者の家で、
『君はなぜ、下駄を履いているんだ 社会人としてなっとらん
』
って、すごく怒られた、って 話していたわ」(お母さん)
「うっそ」(クリン&チット)
(ど・・・どうして、お母さん、そんな・へんな人と、ビビビ婚を。。
)
<次回のレトロ喫茶巡りは、オシャレな青山の、「蔦珈琲店」です>