クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

カヤバ珈琲~東京レトロ喫茶巡り・23

2019-10-17 | まち歩き

 にっぽり(JR日暮里)駅から、歩いて・すぐのところに、

「徳川慶喜の墓」もある、谷中れいえん(霊園)が ありますが、

 そこを、つっきって・行くと・・、まもなく、こんな、民家が

あらわれます。

「カヤバ珈琲」です

 戦前(1938年)そうぎょう(創業)の、この

レトロカフェは、

2006年に いったん・閉店したのち、

2009年に また・オープンして、

レトロ好きたちを 

よろこばせました

 空しゅう(襲)で 焼け野原にされちゃった

東京においては めずらしい、町家カフェで、

 谷中散策を してるととうとつ(唐突)に

あらわれるので、

ここらへんでは、

すごく・人気がある、きっさ(喫茶)店です

 中は、すっかり・レトロモダンに 改装されていて

 天井が、ガラスばりに なっていたりしますが

 2かい(階)は、おざしき(民家の座敷)タイプで、

なつかしい 昭和な空間で あるため

 

「何を求めるか?」によって、

お客さんは

1かい(階)グループと、2かい(階)グループに 分かれます

 

 クリンたちは、いつも、1かい(階)グループ🐻

 そして・・オーダーするのは、いつも、

「ルシアン」(500円)(っていう飲み物)

「ルシアン」は、

コーヒーとココアが 半々に 入りまじった、

 旧カヤバコーヒーのころからの、名物メニューです

 たてものを 改装するにあたって・・

お店は、

「昔の雰囲気を、現代的な文脈で 読み替える」ところを目ざした

うかがいました

 それは・・明治時代に、言文一致体を広めようとした、

ふたばていしめい(二葉亭四迷)

に 通じる・かんねん(観念)であるから

 「四迷も居たこの谷中で、カフェが空いている

午前中に来て、

今、スマホから、青空文庫で『浮雲』を読む・・

これぞ、リアリティというものだと、私は思うわ

 ・・と、何にでもこだわる、しん(親)友・チット

が、

とくいげ(得意げ)に 発表しました

「🐻それで、わざわざこの店に、3回も来てるの」(クリン)

 だって~、『浮雲』難しすぎて、全然読み進められないんだもん・・」(チット)

 

  おそらく、ふたばてい四迷を よみおえるまでに、

チットは、あと、3~4回、

カヤバコーヒーに 来なければならないでしょう

 

 

 

<次回は、東京レトロ喫茶巡りの最終回、「荻窪・邪宗門」です

 

 

 

コメント (7)
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