にっぽり(JR日暮里)駅から、歩いて・すぐのところに、
「徳川慶喜の墓」もある、谷中れいえん(霊園)が ありますが、
そこを、つっきって・行くと
・・、まもなく、こんな、民家が
あらわれます。
「カヤバ珈琲」です
戦前(1938年)そうぎょう(創業)の、この
レトロカフェは、
2006年に いったん・閉店したのち、
2009年に また・オープンして、
レトロ好きたちを
よろこばせました
空しゅう(襲)で 焼け野原にされちゃった
東京においては めずらしい、町家カフェで、
谷中散策を してると
、とうとつ(唐突)に
あらわれるので、
ここらへんでは、
すごく・人気がある、きっさ(喫茶)店です
中は、すっかり・レトロモダンに 改装されていて
、
天井が、ガラスばりに なっていたりしますが
、
2かい(階)は、おざしき(民家の座敷)タイプで、
なつかしい 昭和な空間で あるため、
「何を求めるか?」によって、
お客さんは
1かい(階)グループと、2かい(階)グループに 分かれます
クリンたちは、いつも、1かい(階)グループ🐻
そして・・オーダーするのは、いつも、
「ルシアン」(500円)(っていう飲み物)
「ルシアン」は、
コーヒーとココアが 半々に 入りまじった、
旧カヤバコーヒーのころからの、名物メニューです
たてものを 改装するにあたって・・
お店は、
「昔の雰囲気を、現代的な文脈で 読み替える」ところを目ざした
と
うかがいました
それは・・明治時代に、言文一致体を広めようとした、
ふたばていしめい(二葉亭四迷)
に 通じる・かんねん(観念)であるから
「
四迷も居たこの谷中で、カフェが空いている
午前中に来て、
今、スマホから、青空文庫で『浮雲』を読む・・
これぞ、リアリティというものだと、私は思うわ」
・・と、何にでもこだわる、しん(親)友・チット
が、
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「🐻それで、わざわざこの店に、3回も来てるの
」(クリン)
「 だって~、『浮雲』難しすぎて、全然読み進められないんだもん・・」(チット)
おそらく、ふたばてい四迷を よみおえるまでに、
チットは、あと、3~4回、
カヤバコーヒーに 来なければならないでしょう
<次回は、東京レトロ喫茶巡りの最終回、「荻窪・邪宗門」です>