水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

永遠へ向かって沈みゆく陽

2016年08月02日 00時29分44秒 | 詩編
   永遠が君を待っている  夏の陽が落ちるなか  笑う君が  透明な幕間へ消えていく  すっと現れた男の  頬に 光る パンドラの箱に  最後まで残った青い光を  感知して 女は微かに笑う  到底辿り着くことのない  夢の国へ  揺れて 揺れて  憂いながら 風は吹きすぎて  ロックした口の入口にベロをペロっと這わせ 消える夕日 . . . 本文を読む