どうしようもなく透明に輝く愛の欠片
それはつまり
ただ君の涙
キュンキュンキュン死に
三時にズキュズキュキュン
夢が剥がれて舞い落ちて
君と夢の断崖翔け落ちて
ドッキュンドキュキュの冬を越え
君と戯れ合う慎ましやかな喘ぎ声 . . . 本文を読む
祈りを繋げる青空を横断するしなやかなその電線の
遥か遠く伝達される僕らの名を持たぬ欲望の流れを
そのまま空へぶちまけたなら
うら若いその青も
波のように揺れ出す夏が来る
踊り狂うような夜を
艶やかに何度も越えてゆけば
ゆっくりと僕らのモーターが
回転し始めるのが分かるだろう
悲しみを纏った風が
今年も3月11日のホームタウンの街角を
駆け抜けていくのなら
眼を閉 . . . 本文を読む
世界に色が灯る瞬間を
僕ら何度も確認して
真夏の偽性を暴き出す
空気のように不純で透明な
君の欲望を解き明かす夜も
幾度となくやってくる
幸いの温度を感じ取る
妖しく白いその薬指で
世界の恥部を撫でてくれ……
何度でも
何度でも
この世界にはびこる意味を全て抹消するまで……
. . . 本文を読む
青が浸食する
愛の惑星
で
茜色に染まっていく
未来を再生
しながら
あどけない妄想を
優しく包むように笑う小鳥たちの
山吹色の
歓声を聴く
完成しないよ
死ぬまでは……
この地球から旅立つまでは . . . 本文を読む