水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

かけ離れた理想の国

2016年08月10日 22時36分35秒 | 詩編
 愛が囓られた痕を  真夜中に見つめて  タイルが剥がれ落ちていく  黒く滲む星空から  ピットピットと……  泣きっ面にタッチした  君の両手を  もう一度ハチミツで  ベトベトにしたい今宵  タキシードで固めたこのやるせない身を  誰か引き取ってくれるだろうか  この意味もなく土砂降りの晩に……  さり気なく広がるこの砂漠のような宇宙の  静かな寝息を象るように僕ら断崖から落ちて  夢 . . . 本文を読む

真っ黒な約束交わしたら 夜を越えておいでよ

2016年08月10日 02時44分44秒 | 詩編
 僕から見えなくなった  ガラス窓の向こうの風景を  11月の風に晒して  時を山のように越えて  探していた嘘の田んぼを幾つも数えながら  僕はあなたのついた嘘さえ知った……  宇宙が謎をけしかけてくるのを  やめないから  僕は、白い風景のなか息を吸って  愛を追いかける . . . 本文を読む

ねぇ 息を潜めた帳のうちで 広がる宇宙を掴み取って

2016年08月10日 02時24分16秒 | 詩編
 泣き言  戯れ言  繰り返す  僕の窓辺に月よ沈んで  広がりゆく  僕の夜の目の宇宙に  ささやかにkissをして  君のあどけない存在よ  夜が閉じてゆく午前2時に  愛の片鱗を輝かせて  君の目から鱗が落ちてしまうように . . . 本文を読む