水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

見つけ出して、君を

2016年08月08日 23時51分06秒 | 詩編
   ありがとう、って言いながら   ご覧!光る青い空を  見つめ合う君のその青い目の色を  夢が出しゃばる快速電車を乗り継いで  君の目が青くなる瞬間を逃さないで  雨だって降りゃあ心浮き浮きだろ    時ノ和を  実現して  夢がひょっこり顔を出す  あの日の浜辺を駆け回る  ある晴れた安息日  暗黙の了解を  共に投げ合って  浮かれ気分で  走り回る午後  そんな青さが、僕らの証、夢 . . . 本文を読む

空で踊る僕らの曖昧にして怠惰な亡霊

2016年08月08日 23時49分42秒 | 詩編
 綺羅羅と光る  僕らの意志の破片の彩色のうちに潜む  狂気の塵芥が宙に舞う  真っ青な意志のその浮き沈みに  そっと僕ら背伸びなんかでアクセスして  夢見がちな少女の想像にtouchして!  高い空で幼気に踊りを舞っている愚かな妖精たちの出現を  心待ちにしながら  風街の夕立のなかで佇むは僕  そのとき抱く悲しみは  青く  青く  夢の破れた果てに見つけるような浜辺の幻想  ふたつの . . . 本文を読む

真っ黒な夢

2016年08月08日 19時17分59秒 | 詩編
 グニャッと  折れ曲がった東京タワーの  争いの最中の  黒い影に  ドラムの音を共鳴させてみる  夕べ悴んだ手のひらを  ウィスキーで汚して  気怠い夜の紳士たちを  真っ黒な鏡の奥へと  押し込んだ . . . 本文を読む