人間ドックの通訳を初めて約10年
といっても、もちろん毎日毎日あるわけじゃないですよ
平均すると月1日程度です
その中で難しいなぁって感じるのがバリウム検査
横で指示する検査技師さんの隣でマイクを通して通訳するんですけどね
人によって言い方がマチマチ
体をこっち(私たちがいる方向)に向けてくださいって言うから
そのように訳しますよね
その時点でいつもはこういう指示はなかったなぁって思うんですけど
通訳なのでそのまま訳します
うつ伏せ状態になってるので、よいしょと体を少し起こしてこっちに向く、要は横向きになったんですね
そしたら、その検査技師さんの意図はそうじゃなかったらししく
顔はそのままで、首から下骨盤から上の部分だけをこっちに向けてほしかったようなんです
日本人の私でもそんな解釈せんかったわ
って思うんですけど
なぜか、私の通訳が悪い空気になってしまうんです
他の検査技師さんだったら、左腰を上げてくださいみたいな言い方をするんです
その方がよっぽど伝わります
バリウム検査ってあっち向いたりこっち向いたり、あおむけなったり、うつ伏せなったり、ちょっと体を横に向けたり、腰をあげたりするんですけど、
ちょっとという表現もすごいあいまい
ちょっと上げたつもりが行き過ぎで、戻ってということもしょっちゅう
でも、すっごい通訳しやすい日本語で言ってくれる人もいるんです
そういう時はほんとスムーズ
これぞ、意気投合だなって思うくらい
日本語わかりづらい時って、聞きなおすことや意味の確認をすることもしょっちゅうなんで、使えないな、この通訳って思われてるだろうなって思っちゃうんですよね
もう何度も何度もバリウム検査の通訳やってるけど、毎回ほんと緊張します
まぁ、これも私のレベルが低いから!なんでしょうね~
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