きっかけは可愛かったから・・

中国語を始めたきっかけは発音が可愛かったから。あれから33年。寄り道もしたけどやっぱり中国語に戻ってくるんだよね

なんとか無事に(唐招提寺&金閣寺&建仁寺)

2010年03月11日 | 通訳ガイド(関西)

なんとか無事に終了しました


でも、一日中緊張していたので終了後はどっと疲れが出まして


最後まで決まらなかったコースですが・・


嵐山出発が9時過ぎ、高速を利用して一路奈良へ。


奈良と言えば、私たちの感覚からすれば鹿さんが1200頭もいる奈良公園や世界一の木造建築物やブッタがある東大寺なのですが、


そんな世界遺産には目もくれず、私たちは唐招提寺へ。


唐招提寺は鑑真和尚が建造したというお寺。


金堂やら講堂やらそっちのけで「彼の墓はどこだ?」としきりに質問。


いや~  私も初めてでして・・


なんてはっきりは言えなかったのですが、私の左手にはしっかりと地図を握り締めていたので、きっと気づいたとは思いますが、


私も必死でしたよ~


地図を見ながら「こっちで~す」とか案内するんですが、内心はドキドキですよ



添乗員時代もこんなことはしょっちゅう。


でも、あのころは強い見方、バスガイドさんがいたのでなんとかなったのですが。


今は私が添乗員であり、ガイドでもあるので、頼る人がいない


なので、本当は下見が大切。


だけど、なかなか下見にも行けなくて・・(言い訳です)



話を戻して


鑑真の墓ですが、びっくりするほど端にありまして、正面からみて右端です。


周りには池があり、一面苔で、ひっそりとあるんです。


あんまり一人では行きたくないような場所にひっそりとね。


8名のリーダーである団長さんは鑑真和尚を尊敬していらっしゃるのか、墓の前にくるとこの寒い中、上着を脱ぎ、お墓を眺めていらっしゃいました。





その後も、お墓の周りをゆっくり一周し、みんなに仏教についてじっくりとお話をされていました。



正直、何を話しているのかさっぱりでして・・


聞きなれない単語ばかり・・


知識不足だなぁと実感。


これからも中国と付き合っていくならもう少し、仏教について勉強しないといけないですね~


唐招提寺ってそんなに大きくないお寺なんですが、じっくり見ると一時間くらいはかかります。


今回のお客様は一つ一つ丁寧にじっくりと見ていたので私もヒヤヒヤでした


左奥に井戸があるのです。


受付で頂いたパンフレットにはこの井戸については何もかかれていないので「なんの井戸?」って聞かれたとき、


えっ?


鑑真和尚が利用していた井戸です


って答えておいたのですが、


後でお寺で働いている人に聞いてみると


確かに、鑑真和尚が使っていたものなのですが、


一度も枯れたことがなく、今でも正月にお雑煮を作るのに利用されている井戸なんだそうです。


見た感じ、とても使えるような感じには見えないくらい汚かったのでけど・・


10時半に着いて、12時までいました。


これだけを見てまた京都へ。


みんな、バスのなかではぐっすりなのに、団長さんだけは起きていて、ことあることに質問、質問。


ずーっと緊張して中国語を使ったり、聞いていると、だんだん頭がパンクしてきません?


私のレベルが低いだけですよね


お願い!


休ませてーーー


でも、休ませてくれない


また、団長さんって顔が怖くて・・


なんか、聞き取れなかったりすると「わかってないか」なんて言うのでヒヤヒヤ。


ヒアリング力をもっと高めないと


って、毎回思ってます



ランチはうどんを食べたいと言いまして


中型バスで行けるところとなり、


京都の五条にあるかごの屋に行きました。


まぁ、無難でしょう。


特別おいしいわけでもありませんが、まずくもなくお値段もお手ごろですし・・


その後は金閣寺へ


これはお勧めはどこか?と聞かれたので、初めての京都というのであればやっぱり金閣を見ていたほうがいいのではと思い、連れて行きました。


団長さん以外はみなさん感動されていたようですが、肝心の団長さんは大して興味も示さず、さーっと見て一人で先に先に行ってしまわれました


金閣寺って足利義満の別荘として建てられたってことで一般的に知られていますが、もう一つ理由がありまして、


当時、デフレ状態であった日本は明と貿易をして銅銭を輸入したかったとか。


で、義満は明に使節団を派遣したのですが、2度も断れたんだそうです。


そこで、明の気を引くためにこの立派な金閣寺を建てたんだそうです。


これは京都のドライバーガイドに教えて頂きました。


観光は以上で終了。


このあとは、団長の知り合いの娘さんが京都大学に留学に来ていて、彼女は茶芸(中国風茶道)をしてくれるということでそちらのオフィスへ。


日本人が経営している小さなお茶の貿易会社らしく、先生と言われる日本人と彼女がお茶について説明してくれました。


そして、私はちんぷんかんぷん。


その団長さん、お茶についても非常に詳しいかたで、一言。


「あなたも中国語を勉強しているならお茶についても勉強しなさいよ」と。


あ~ 


私ってほんと「中国語」しか勉強してこなかったなぁとつくづく思いました。


大学時代、留学時代にもっと語学以外にもいろんなことを勉強しておけばよかったなぁとちょっぴり後悔です。



ガイドの仕事に行ったのに、私が勉強させられました


まったりお茶なんかを飲んだ後は、建仁寺をちょこっと


これもお茶関係で


栄西が中国から持ち帰った茶の実が建仁寺に植えられている、ということで見に行ったのですが、その茶の実は当時のものではなく、後から植えられたものなんだそうです。


そのことはどこにも書かれていなかったのですが、お茶の先生がおっしゃっていました。


へぇ~


いろんな人と話をするってことはほんと知識が増えますね



建仁寺のお茶の葉を見て、そのまま歩いて花見小路にあるレストランへ。



このレストランがまたとてもおいしくて・・・



本当はレストランに案内するまでというのが私の仕事だったのですが、お昼にどうぞと言われていたし、帰るとしても「じゃ、私はここで」と言いにくかったので、一緒にお食事させていただくことにしました。


このレストランについてはまた今度書くとします。


花見小路といえば、京都で一番大きい花街で、昨日もたくさんの外国人が観光に見えてました。


夕方から夜にかけては舞妓さんや芸妓さんに会える可能性が大


私のお客様も舞妓さんや芸妓さんを見かけるたびにカメラのシャッターを押していました。


舞妓さんたちからすると迷惑な話ですよね~


今回もツアーは半分ツアーで半分、私の勉強会みたいなものになったツアーかもしれません。


まだまだ新人の私にはたくさん学ぶことがあります。


また、時間があるときに研修行きたいと思います。


もうすぐ、桜の季節


また、多くのお客様が京都に来られますね


私も研修を兼ねて行く予定にしています


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2 コメント

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お疲れ~ (きょうまま)
2010-03-11 22:59:31
お疲れさん。なんかめちゃくちゃ緊張が伝わってきたわ。読んでて肩凝った。

よく頑張った!
てか、この緊張感を味わう仕事を頑張ろうとしてるあなたは偉い!

私はやっぱりガイドとか通訳とかあかんわ~。
子供がいたら勉強に行く時間もないもんなぁ。
ホンマお疲れさんでした。
私は明日アテンドだ~!!
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Unknown (しゃんわー)
2010-03-12 10:37:01
緊張なく仕事ができるのって一体いつになるんだろうね

私も毎回、依頼を受けるたびにもうガイドは向いてないのかもって思うねん

私は日本人のお客様を中国に連れて行く添乗の仕事が本当はしたいんやと思うな~

今日がアテンドだっけ? 15日かも思ったけど・・


私も今日はセンディングの仕事でKIXに行くよ~
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