友ちゃんブログ

適当で、いい加減・・・それが理想

30年以上か・・・

2013年12月17日 21時14分12秒 | お仕事

この2か月の間に、ある建築材料を建材店の営業さんに伝えたところ、

「知らない」と回答を受け、ショックを受けた。

 
 

その一つが「軒天ピーリング」

Index

 

 

ある説明文によると、

「合板を下地にして、溝の入った化粧材を貼り合わせたもの。

かつてはよく使われたが、最近では人気が落ちて、あまり使われなくなった。」


年数が経つとこのようになる。

Large4f0c6a5c25296

お客様から貼り替えの依頼を受けたので、早速連絡をした。

 「軒天ピーリングは何処のが取れる?」

「えっ?『軒天ピーリング』・・ですか?」

 「えっ、分からん?」

「あっ、はい」

 「・ ・ ・ あっ、そう」

 


 


そして、もう一つが「コンビボード」

 

16_006_1

ダイケンの商品名だが、

現場の床を一部解体したら、これがフロアーの下に貼ってあった。

断熱と防音の効果がある。

アパートだったので階下への音を和らげるために貼ってあったようだ。

急きょ、別の営業さんに「コンビボードってすぐ取り寄せできる?」と尋ねたのだが、

「すみません、『コンビボード』は扱ったことが無くて、知らないんですが」と返ってきた。

 「断熱と防音用の床下地材よ」

「調べてみます」

 

程なく連絡が入った。「問屋に在庫があるそうです。すみません、知らなくて」

どちらの商品も20年以上前なら普通に通じてたはずなんだけどね。

 

2人の営業さんが知らなかったことを責めているのではない。

営業さん達(私よりも若い)が知らなかったのは、軒天ピーリングの説明文にもあったように、

最近では人気が無く、あまり使われなくなった、という事だ。

建築業界に携わって(別の仕事をしていた時期もあったが)30数年。

「俺って、この業界長い?」って思わず独り言。

やっぱり、50半ばのおっちゃんになってしまったんだ、とショックだったのである。

 

そして、

今日西三城町を通ったら、『レイクイン大村』が解体中だった。

あのホテルは最初に勤めた会社が工事を請け負った。

私も途中から現場に入ったのだが、確か22歳か23歳の頃。

入社2~3年目ではなかったろうか。

今も記憶に残っていることがある。

テナントとして入る佐賀の焼肉屋さんへ何回か出向いて行ったこと。

ブロック用の差し筋をして回ったこと。

フロントの上部に、モザイクタイルをランダムに敷き詰めたこと。

深夜まで残業していたこと。

竣工検査前に床に敷き詰められた大理石を拭いて回ったこと。

工事中の1シーンを昨日の事のように思い出せるところもある。

 

老朽化からだろうか?解体理由は知らないが、

横を通りながら

「そうか、30年以上たったんだよね。お疲れ様でした」

と声を掛けた。

 


 

↓ ランキング参加中。ご面倒ですが、ポチッと頂ければ励みになります。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 50代オヤジへ

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする