今日から仕事でした。
途中で、今村作業場に行きました。
ふと気づくと杖をついたご老人が道下に。
あちらが挨拶されたので、こちらも会釈。
するとご老人は坂を上ってこられました。
「買わしたとな?」
「はい」
「大工さんな?」
「いや、私は大工じゃなかとです。息子が大工です」
それからしばらく立ち話。
すこし足が悪いそうなんですが、散歩コースにしてるんで、
時々気には掛けていたそうです。
「大工さんが買ったらしい」という噂は届いていたようです。
「この母屋と納屋は何年ぐらい経ってるんですかね?
上の〇〇さんのお婆ちゃんが『自分の母親の実家です』って言っとられましたよ」
「そうそう」
「それからすると、軽く80年は経ってますよね」
「もう100年は優に経っとろう」
「こん道下にも狭かばってん、田ば持っとらすとやもんな」
えっ? そこも同じ地主さん。
道理で荒れ放題のままだったんですね。
実際のところ、この母屋と納屋は築何年経ってるんでしょうかね。
ついでにたずねてみました。
「下の畑は地主の〇〇さんに許可をもらって、木ば伐採しよっとですけど、
下にあるみかんの種類は何ですか?」
「イヨカンじゃろ。霜に打たるっとスッポーなるとやもんな。上のとは八朔ばい」
そう言うことらしいので、午後から妻と収穫に行ってきました。
収穫して寝せておいて、酸っぱ味を取って出荷するんだそうです。
それでも下に植えてあるみかんの木はすべてがイヨカンというわけでもないような気がします。
今度ご近所の方が寄ってくださった時にまた尋ねることにしましょう。
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