遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ついに完成、親芋の処理。里芋ペーストと五平餅風田楽

2020年06月04日 | ものぐさ有機農業

 

これは、まぎれもなく里芋の親芋。大きな芽が出ています。

畑にはもうすでに、今年植えた里芋が元気よく育っているというのに・・・・・・実はまだ、去年の親芋が残っているのです。

セレベスなどは、親芋が巨大になります。子芋の方は売れ口がいいのですが、親芋は差し上げてもあまりいい顔をされません。そんな親芋が50㎏もとれてしまうと、処置に困ります。

そこで、誰でも簡単にできて、美味しく食べられる方法の開発、これが急務であったわけです(大げさ(^^;)

今回、私としては決定版ができましたので、報告します。

 

まず、親芋の処理です。生のままでは扱いにくいし、保存にも不向きです。

そこで、里芋をまずペーストにします。

これまで、いろいろ試みたペースト法の中で、一番簡単な方法です。

大きなものは、適当にカット、小さなものはそのままで・・・

 

圧力釜に入れて蒸します。

 

もう半世紀近く使っている老釜。理研製。まだ現役です。

 

掘ってまもないころの芋なら5分、今回のように半年もたっているものなら10分、蒸します。その後、10分間放置。

 

冷めてから、皮をむきます。手で、クルリとむけます。

 

マッシャーでつぶします。

 

さらに、別のマッシャーで完全につぶします(好みによっては、半潰しでもOK)。

 

これを、フリーザーバックにいれて、冷凍保存します。1年間はOKです。大量消費に慣れた方には、この状態で差し上げます。

 

これを、コロッケにすれば、コロッケ作りの手間が半分で済みます。上の2パックで、35個ほどのコロッケができます。

里芋の大量消費は、私の家の場合、このコロッケでした。おいしい(^.^)

ところが、難点があります。出来すぎてしまうのです。

で、

♪♪今日もコロッケ~、明日もコロッケ~、これじゃ年がら年中、コロッケ~♪♪ 

ということになってしまいます(^^;

 

そこで考えたのが、これ!

里芋入りの五平餅です。

しかし、これにも問題が・・・・・手間がかかりすぎるのです。

まず、芯になる板棒。これがなかなか手に入りません。やむなく、割り箸で代用するも、下手をすると焼いている途中でズルッと落ちてしまいます(^^;

そして、焼くのにも時間がかかります。グリルかオーブントースターだと、数本同時に焼いて、15分ほどかかってしまいます。おまけに、注意を怠ると、焦げてしまいます(^^;

それから、タレ。本格的にやろうとして、クルミを砕き、味噌を数種あわせ、みりんなどで味付けをしてタレを作りました。しかし、時間がかかかる上に、高くつきます(後に、クルミは落花生で代用(^^;)。

 

そこで、今回、発想を変え、五平餅風の味噌田楽を作ってみたらどうか、との考えに至りました(これまた、大げさ(^.^))。

 

里芋ペーストに、ご飯を適当量(好み次第、私の場合は、半々を目安)入れます。

 

よく混ぜ合わせます。

硬めが好きな人は、片栗粉を適量加えます。

 

小麦粉をまぶして、すきな形にします。

 

あっという間に出来上がり。

 

オリーブオイルをたっぷりひいて、しっかりと焦げ目がつくまで、フライパンで焼きます。

 

タレは、出来合いの万能つけ味噌。

 

あそびませう(^.^)

 

山椒の葉をのせれば、季節感満開(^_^)

 

ペーストの用途には、他に餅があります。もち米と一緒にして(半々程度)餅つき機に入れて餅をつけだけ。柔らく美味しい餅がいただけます。味もグッド。

 

これで、3年越しの懸案が解決しました。

後は、今年の収穫を待つのみ。

採らぬ里芋の皮算用(^_^)

 

 

 

 

 

コメント (12)
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