これは、まぎれもなく里芋の親芋。大きな芽が出ています。
畑にはもうすでに、今年植えた里芋が元気よく育っているというのに・・・・・・実はまだ、去年の親芋が残っているのです。
セレベスなどは、親芋が巨大になります。子芋の方は売れ口がいいのですが、親芋は差し上げてもあまりいい顔をされません。そんな親芋が50㎏もとれてしまうと、処置に困ります。
そこで、誰でも簡単にできて、美味しく食べられる方法の開発、これが急務であったわけです(大げさ(^^;)
今回、私としては決定版ができましたので、報告します。
まず、親芋の処理です。生のままでは扱いにくいし、保存にも不向きです。
そこで、里芋をまずペーストにします。
これまで、いろいろ試みたペースト法の中で、一番簡単な方法です。
大きなものは、適当にカット、小さなものはそのままで・・・
圧力釜に入れて蒸します。
もう半世紀近く使っている老釜。理研製。まだ現役です。
掘ってまもないころの芋なら5分、今回のように半年もたっているものなら10分、蒸します。その後、10分間放置。
冷めてから、皮をむきます。手で、クルリとむけます。
マッシャーでつぶします。
さらに、別のマッシャーで完全につぶします(好みによっては、半潰しでもOK)。
これを、フリーザーバックにいれて、冷凍保存します。1年間はOKです。大量消費に慣れた方には、この状態で差し上げます。
これを、コロッケにすれば、コロッケ作りの手間が半分で済みます。上の2パックで、35個ほどのコロッケができます。
里芋の大量消費は、私の家の場合、このコロッケでした。おいしい(^.^)
ところが、難点があります。出来すぎてしまうのです。
で、
♪♪今日もコロッケ~、明日もコロッケ~、これじゃ年がら年中、コロッケ~♪♪
ということになってしまいます(^^;
そこで考えたのが、これ!
里芋入りの五平餅です。
しかし、これにも問題が・・・・・手間がかかりすぎるのです。
まず、芯になる板棒。これがなかなか手に入りません。やむなく、割り箸で代用するも、下手をすると焼いている途中でズルッと落ちてしまいます(^^;
そして、焼くのにも時間がかかります。グリルかオーブントースターだと、数本同時に焼いて、15分ほどかかってしまいます。おまけに、注意を怠ると、焦げてしまいます(^^;
それから、タレ。本格的にやろうとして、クルミを砕き、味噌を数種あわせ、みりんなどで味付けをしてタレを作りました。しかし、時間がかかかる上に、高くつきます(後に、クルミは落花生で代用(^^;)。
そこで、今回、発想を変え、五平餅風の味噌田楽を作ってみたらどうか、との考えに至りました(これまた、大げさ(^.^))。
里芋ペーストに、ご飯を適当量(好み次第、私の場合は、半々を目安)入れます。
よく混ぜ合わせます。
硬めが好きな人は、片栗粉を適量加えます。
小麦粉をまぶして、すきな形にします。
あっという間に出来上がり。
オリーブオイルをたっぷりひいて、しっかりと焦げ目がつくまで、フライパンで焼きます。
タレは、出来合いの万能つけ味噌。
あそびませう(^.^)
山椒の葉をのせれば、季節感満開(^_^)
ペーストの用途には、他に餅があります。もち米と一緒にして(半々程度)餅つき機に入れて餅をつけだけ。柔らく美味しい餅がいただけます。味もグッド。
これで、3年越しの懸案が解決しました。
後は、今年の収穫を待つのみ。
採らぬ里芋の皮算用(^_^)