春になってきました。
人間だけでなく、鳥、虫、そして草も動き出します。
草は取ってもきりがない。かといって、取らないとどうしようもなくなってしまう。
毎年この時期になると、なるべく楽をして草を退治する方法はないかと頭をめぐらします。もちろん、除草剤なぞは論外。
で、つい、手頃な値段のアイデアグッズに手を出してしまうのです(^^;
今年最初の品がこれ。
「スーパー草取りフォーク」の名で、この種の道具を多く作っているモンブラン製です。
・フォークで深い根の雑草も根こそぎ掘り起こす!
・二つツメで細い小さな草も逃がさない!
のキャッチコピーがついています。
二つのツメとは、フォークのツメと後ろ向きに出た小さいツメです。
フォークツメは押して起こして草を取る。小さいツメは引いて草を取る。
フォーク全体の形が微妙に曲がっていて、てこが効きやすいようになっています。
もう一つの売りは、女性や高齢者など、力が弱い人でも、楽に使えるということです。
早速、犬走り横の小砂利の場所で実地体験。
根元までグッとフォークを押し差します。
起こしてやれば、てこの原理で抜けてくる。
簡単にすっぽりと取れました。
その脇にある山土の上に生え始めた草たち。小さなものは後ろ側の小フォークで掻き取り、どんどんはかどります。
2分ほどでこの通り。
もう少し手強い草・・・・石垣の下には、タンポポがビッシリ。
グッと差し込んで、
根ごとスッポリ、
という具合にはいきません(^^;
その理由は、土(砂利混ざり)が硬くて、タンポポの根本までフォークが刺さらず、てこが十分に働かない。根が太くて長いので途中で切れてしまいます。
やはり、草の種類や場所などによって、向き不向きがありますね。
手持の草取り道具を並べてみました。
右から古い順、左端が今回の品です。
右端の品は全くダメ.てこはうまく働かないし、刃先には頻繁に石が挟まり、そのたびに取らねばなりません。
右側の5個は、すべて蟹さんツメ型の草取り器です。これらは、限られた場所で使うのには良いかもしれません。私は、5個のうちのまん中の3本を、もっぱら、タマネギ、サツマイモの苗を植える道具として使っています(^.^)。一番小さいのは、以前紹介した「おばあちゃんの草取りツメ」で、苔の間の小さな草取りに活用しています。
今回の品は、これら蟹ツメ型の物よりも、ずっと使いやすく、使い途も広いです。ただ、硬い場所や頑丈な草には太刀打ちできません。
蟹ツメ形と比べて、今回の品はフォークの間に石が詰まり難いです。よく見ると刃の間隔が狭いのと、蟹ツメ型のように扇方に開いていません。石咬みが少ない理由です。わずらわしさから解放されます。
一方、草はフォークの間にどんどん詰まります。そのたびに取り去ってやらねばなりません。
また、このメーカーの製品は、刃が鋭いので注意が必要です。
が、これくらい鋭い刃でないと、雑草には太刀打ちできないのも事実です。
結局、私の草取りグッヅ7種のうちで、普段使っているのは左側の3種です。
今回の品も実用の域には達していますが、総合的には、やはり、左から2番目、同じメーカーの「草取り一番百発百中」が一番ですね(^.^)