先回は、ガラスの急須を紹介しました。
一般的に、時代の古い急須は薄造り、新しくなるにつれて分厚くなります。
ただ、時代をうるさく言わなければ、ガラスの急須は入手することができます。
となると、次に欲しくなるのは、ガラスの湯飲みです。
ところが、普通に目にするのは冷茶用のガラス湯飲みばかり・・・・・・らしいガラス湯飲みは・・と探しまわって、15年程前にゲットしたのがこの品です。
透明ガラスの蓋付湯飲み、5客です。
高 10.1㎝、径(蓋) 6.2㎝。昭和初期。
グラビールで、素朴な模様が彫られています。
よく見ると、もう一種類、模様違いの品があります。
どちらもアールデコデザインです。5客の内、右が3個、左が2個です。
蓋のつまみ部をよく見ると、型の跡が筋になっています。プレスガラスですね。
本体の方はというと、底にむらむらとポンテ跡を処理した様子が見えます。これは、吹きガラスですね。
先回のガラス急須にお茶を入れました。
注ぎ口も調子がよく、ガラスの湯飲みにきれいにお茶がつげました。
ガラス器が地味なので、皿類はキンキラ銀器を使ってみました。
菓子は、岐阜銘菓(というほどでも(^^;)の白寿柿。
これで、気分だけは長生き(^.^)