今回の品は、木製のコーヒーカップ、2客です。
以前に愛用していた品です。
カップ:口径 7.3㎝、底径 4.2cm、高 6.8㎝。 ソーサー:径 13.0㎝、高 1.7㎝。スプーン:幅 2.1㎝、長 12.2㎝。現代。
先回の色替木製珈琲カップは良い品です。が、手軽にというわけにはいきません。そこで、毎日気軽に使える木の器を探して、行きついたのがこの品です。
拭き漆のコーヒーカップです。
拭き漆は、透明漆を塗っては布で拭き取る作業を繰り返して、木地に漆を摺りこむ技法です。木目が浮き上がり、いかにも木製品という感じがします。複雑な漆塗りをしないので、値段もお手頃(^.^)
こんな感じになります。漆が浸みこんでいるので、防水性もあります。
カップの内側が黒ずんでいるのは、コーヒーの油分が沈着しているためです。
当時、フレンチプレスに凝っていました。この方法では、紙フィルターを使わないので、コーヒー豆の油分を含んだ、コクのあるコーヒーが味わえます。でも、コーヒーカップにも油分が付着します(^^;
何年もの間、毎日愛用してきたコーヒーカップですから、粗相をすることもしばしば。
金継ぎで補修しました(はっきり言って、下手(^^;)
内側が黒ずんだ、疵有りカップを手にすると、まだ元気だった頃の自分が浮かんできます(^.^)
飲みやすそうですし、あたりが柔らかですしリラックスできますね。
私は普段はがぶ飲み!マグカップですが、やはりコロナで、お家生活を楽しもうとWedgwoodなどのブランド品も使い始めました。
取って置いても次代は邪魔~って片付けるかも・・・を思えば私が使ってあげる方がね。
>金継ぎで補修
ご自分で出来るのはいいですね~~
古い物には愛着が沸きどれも素敵に見えます
今回の珈琲椀はとても素敵ですね
探してみたいと思います
素敵な品々有難うございました。
「拭き漆は、透明漆を塗っては布で拭き取る作業を繰り返して、木地に漆を摺りこむ技法」なんですね。そうすることによって、「木目が浮き上がり、いかにも木製品という感じ」に仕上がるわけですね(^_^)
素朴な、防水性も備えたカップになりますね(^-^*)
2個あるのですか。奥様と二人で頂くのでしょうか。
金継ぎしてまで使うほどに愛着を感じているのですね(^-^*)
後の人間は、物をどうするか、皆目見当がつきません。
Wedgwoodいいですね。「使える物は、使えるうちに」が一番だと思います。断捨離とはまた別事ですね。
色漆の器は独特の雰囲気をもっています。短歌は、文字通りの色から男女のいろまで、いろが基底にあるとか。ゆりさんに色漆をうたってもらいたいです(^.^)
陶磁器とちがって、木や漆は、使用すると変化(劣化(^^;)します。西洋的感覚では、価値が低下。でも、日本人は、それをいとおしむ美意識をもっています。しかし、小泉改革以降、こういった感覚まで劣化してきた気がします。
今回の品は、どこでどうやって入手したか忘れてしまいました(^^; それくらい、一般的な品物です。お値段もたいしたことはありません。マイカップにはうってつけだと思います。
アルコールがダメな私には、コーヒーは独酌やタバコみたいなものです。男は黙ってマイカップ・コーヒーです(^.^)
それに、誰かさんは、汚れやすい、ということで、木製カップを好まれません(^^;