昨日の日曜日は、中山道美江寺宿を中心としたファミリーウォーキング大会の日でした。
このイベントは、若いスタッフを中心に、昨年度から催されています。今年は、規模を大きくしてネットで参加者を募集したようです。QRコードから入らなければいけないので、遅生にはとても無理(^^;
で、故玩館もコースに入れてほしいとのことで快諾。ここ一週間は、準備に追われました。200人ほどの参加者がやってくるので、故玩館の内部を見学してもらうのはとても無理。そこで、玄関を入った土間を開放することにしました。グツグツに並べてあったガラクタをかたずけ、らしい感じに飾り付けを行いました。
当日は、風は少々あるものの、絶好のウォーキング日和。
いつもは、デーンと構えている流木獅子君も軒下に都落ち、室町の常滑大壷の陰で、恨めしそーなおももちです(^^;
ガラクタ類をかたずけて玄関土間を、飾り付けました。
故玩館のあゆみ。
観測史上最大震度の濃尾大震災。
俳諧美濃派九世道統、山本友左坊(江戸後期、美江寺宿本陣当主)。
美江寺で売られていた蚕土鈴。
故玩館大改修。
広重の浮世絵と故玩館。
中山道分限絵図と故玩館。
参加者には特典も(^.^)
江戸後期の地図で自分ち探し。
三々五々、ウォーキングの人たちがやってきます。
子供連れのヤングママが目立ちます。
スタンプラリーのポイントにあたるので、子供たちも必死。
階段を上がるのが一つの難関(^^;
そこで・・・・・
子供たちの方が積極的ですね(^.^)
ごく一部の観光地を除いて、どこの宿場町も衰退の一途です。私の所でも、残っている古民家は4軒になりました。しかも、そのうちの2軒は廃屋同然、消えるのは時間の問題です。
せっかく大枚をはたいて改修をした故玩館です。有効に活用しないと。
多くの宿場町で、町興しがなされてきましたが、一番の問題は、活動を次の世代へどうやってバトンタッチするかです。これが、なかなかうまくいきません。今回のイベントは、若いスタッフが、新鮮な感覚で企画しました。
可能性を摘まないためにも、ロートルの我々は、じっと見守るのが肝要かと・・・・流木獅子君がつぶやいているようです(^.^)
ファミリーウォーキングのコースに入るなんて名誉なことですね!!
と同時におもてなしの作業をしっかり準備されている遅生さんにあたまが下がります。
自分の趣味をしっかり社会貢献に繋げられている遅生さんは私とは違い立派な変人であられますね!笑(^^)
それと無造作に置かれている瀬戸大壺がとても気になりました。結構こういうの好きです(^^)
どんな具合になるか、皆目見当がつかなかったのですが、何とかなりました(^.^)
瀬戸ではなく、常滑大壷(甕)でした(^^;
常滑焼は、今では土管くらいしか頭に浮かびませんが、日本の土物のルーツの一つで、越前焼、丹波焼などマニアックな古窯を見る場合の基本となる焼物です。
でも、この品は図体がでかすぎて、ウチでは厄介者扱いです。「恐れ多くも室町であるぞ」と言っても、変人の戯言ですまされそう(^^;
広重の浮世絵もあるのですね 故玩館は落ち着いた大人の美術館の雰囲気です。走り走りでなく時間を掛けて一つ一つ観たいです。
参加者には特典もの画の中に 東南アジアで多く見られる 影絵人形劇の人形では❓
が映っていますね インドネシアは行ったことがないですが マレーシアかカンボジアで見た
人形にとても似ています。コレクションは世界中からですね。
故玩館開館以来の一大イベントだったのではないでしょうか
地域の文化やお宝を後世に伝えていく為には、若い人の力が必要なんですよね~。
と言いながら、ウチの近所も子供はほとんどおらず、先行き心配なのは確かです。
宿場のあれこれを知っているのは、いつの間にか、もう、我々の世代になってしまいました。
ヤングママや子供たちが、少しずつでも興味をもってくれたらと思います。
人形は、インドネシアの影絵芝居で使われていた物です。素材は、水牛の皮です。
子供は本当に少ないです。でも、こうやってイベントをすれば、こんなにも集まるのですね。
このようなことを、多くのコレクターは夢見るのですが、それを実現出来る人は限られていますよね。
しかも、この自分の建物も自分の出自に由来したものですしから、余計に羨ましく思います。
これを契機に、故玩館は、少しずつ、多くの人々の目に、心に留まっていくことでしょう(^-^*)
お目出とうございます(^-^*)
「ロートルの我々」で、なんとなく老人ではないかと(失礼お詫びいたします)思いましたが正確な意味がわからず調べました。
「老頭児」でロートルなんですね~~中国語だったんですね。
いい展示会になりましたね。お若い方がたに観て頂けて。
わが家へ見えた外人さんは(我が家は観光の建物ではないですが)古民家を買われたと言ってました。
遅生さん、どうか長~く栄えさせてくださいね。
実際のところ、故玩館を訪れる地元の人は多くありません。何となく行き難いのでしょうか。
かつての私なら、こんな所が近くにあった場合、日参したでしょうね。
そんな所はなかったので、やむを得ず、骨董屋に通いました(^^;
故玩館へ来た外国人のうち、私が一番驚いたのは中国人です。文化的に近いこともあるのでしょうが、食い入るように見ていきました。彼らの国では、文化大革命の時に古い物が毀されたり失われたりして、自分たちの周りには、ほとんど残っていないそうです。一緒に来ていた子供(中学生くらい)は、仏壇に強く惹かれたみたいです。
文化は一度失われると、回復が難しいのですね。