正月用の品物を出し入れしていた時に、これまでに紹介していない盆がいくつか出てきました。
今回はその一つ、琳派風の漆絵が描かれた盆です。
縦 35.6㎝、横 23.9㎝、厚 0.5㎝。江戸後期ー明治。
透き漆処理した木地に漆絵が描かれた盆です。四方は、幅1㎝、厚さ0.6㎝ほどの朱漆木で縁になっています。
萩と思われる秋草が情緒豊かに描かれています。
朱で、「基壱」とあるのは、琳派の絵師、鈴木基一のことでしょうか。もちろん、本人が描いたとは考えられませんので、基一風の絵を描いた品ということでしょう。
裏側に符丁があります。
どこでどのような人が使っていたか興味深いところです。
秋の夜長、この盆に置いて茶をいただくのも風流かと(^.^)
萩のすぐ横(左側)に白いおまんじゅうを置けば中秋の名月のごとくなるでしょうね🎵(その場合お茶は右下でおねがいします🐻⤵)
故玩館の品はすべて無料貸し出しOKですので、撮影セットの小物として活用してください(^.^)
故玩館は現代の「向島百花園」に相当しますね(^-^*)
故玩館の館主さんは、「佐原鞠塢」に相当するかもしれませんね(^_^)
この盆は、現代の佐原鞠塢に相当する故玩館の館主さんの持ち物に相応しいものですね(^-^*)
故玩館主人にとって、「佐原鞠塢」になぞらえていただけるのは、身に余る光栄です(^.^)
しかしながら、江戸より貧しいこの時代に、世間の目を気にしながらオドオド暮らしている平凡人には、「佐原鞠塢」は遥か彼方の存在であります(^^;
でも、今は生活パターンが変わって、このような品は市場向きではありません。いきおい、お値段も低目、それなりの品が、思わぬ値段で手に入ります。漆器は狙い目です(^.^)
私などは調子に乗って、使いもしない品をどっさりため込んでしまいました(^^;