今年は気温が高い日が続いているので、秋冬野菜がぐんぐん大きくなっています。
左から、ニンニク、白菜(晩生)、白菜(早生)、大根です。
しかし、同じ白菜でも、晩生と早生、えらい違いです。
左側の晩生の白菜は、艶々とあふれんばかりに成長しています。
一方、早生の白菜(右側)は哀れな状態です。
ずーっと中の葉まで、網々です(^^;
これは間違いなくヨトウムシの仕業ですね。
白菜は此奴の大好物なのです。
ネットをかけて育てるのですが、どこからか侵入し、気が付いた時にはヨトウムシの天国になっているのです。
そこで、やむなく人海戦術。
この時期は、毎年、朝、昼、晩とヨトウムシ退治に明け暮れます。
戦果は、日に数十匹(^.^)
ヨトウムシとの戦いに必須のアイテムです。特に、医療用ピンセットの威力は絶大です。
虫害を少なくするため、例年、白菜の植え付けは、天候(気温の変化)をみながら、ギリギリまで遅くします。
ところが今年はいつまでたっても気温が下がらないので、業を煮やし、イチかバチかで、まず、早生の白菜を植えてみました。
予想に違わず、ヨトウムシの猛襲です。その結果は、先の写真のとおりです(^^;
そして、2週間後に、例年通り、晩生の白菜を植え付けました。かなり生育がすすんで、防虫ネットをはずして、驚きました。いつもはゴロゴロいるヨトウムシが見当たらないのです。
おかしいなと思いながら、大きくなった早生の白菜の方を見てみました。網々の葉ではありますが、ヨトウムシの姿はどこにもありません。あれだけいた虫です。キツネにつままれた・・・・
思い当たるふしがあります。早生の白菜のヨトウムシ退治をしている時、白っぽくなって死んでいるヨトウムシが何匹いました。これは、ウィルスに感染して死んだ虫だったのです。その後、ウィルスが広がり、ヨトウムシは一匹もいなくなったのです。
こんな形で死んだヨトウムシを見つけたら、潰してから水でうすめて散布すると、ヨトウムシ退治ができるそうです。これは、生物農薬として海外では実用化されているとか。
大根の上には、毎日、モンシロチョウが何匹も飛んできます。例年なら、アオムシ退治をせねばなりませんが、今年はアオムシもゼロ(^.^)
へえ~~、そんな方法があるんですか!
ウィルスで撃退するわけですね。
なんか、コロナのワクチンを連想してしまいました、、、。
我が家では、もう、白菜は、毎年、このヨトウムシにやられて葉がレース状になってしまうので作らなくなりました(><)
このような方法を使えば立派に出来るのですね。
でも、もう、白菜は沢山は食べなくなりましたので、買って食べることにします。農薬入りを覚悟で(~_~;) その代わり、沢山は食べないことにして、、、。
農家のように、作付け前の土壌消毒、それから農薬を雨あられのようにかければ別ですが。
近くにネギ農家がありますが、あの虫もよりつかないネギでさえ、8回くらい消毒するらしいです(^^;
ウィルス、あまりにも効くので少し不気味ですが、自然界で起こっている事ですから、まあいいでしょう。でも、自分で撒くのはチョッと(^.^)
害虫が死ぬウイルスですか@@
私も白菜植えてますが、防虫ネットをかけて
今年は、全然虫にやられてません。
2年くらい前に、ネット掛けても、網、網になったことありました。
ネギは初めて、わからない病気になって、壊滅状態(^^;
ウイルス・勉強になりました。
余談ですが、人間の遺伝子配列の数%は、ウィルスそのものなのだそうです。進化の過程で、ウィルスと交わった結果ですね。その結果、今の私たちがある・・・いろいろと考えさせられます。
畑の上でこんな現象が起こるのが、まるで実験しているみたい。
小さな「農業試験場」を深く感動して見ています。
コロナにも応用できると良いですが。
虫たちもウィルスには勝てないようです。
ウィルスの活用までには至っていませんが、菌の方は結構使われています。手作り品で有名なのは、えひめAIというもので、納豆、ヨーグルト、酵母を砂糖液の中で増やします。トイレや台所流しの清掃、脱臭にも使えます☺️
今回は、ラッキーとしかいいようがありません。
ヨトウムシとりに費やす時間とエネルギーがほかへまわせます。それに、取った虫の処分も嫌ですし。鳥を飼うのはいいですね😀