ここあコテージ

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焼かない焼きリンゴ

2011-12-06 15:29:18 | スイーツ
今日は曇っていて暗いです。
雪があちこちに残っています。陽がさしていないので寒いです。

我が家に今年もたくさんのりんごが来たので、久しぶりの「焼きリンゴ」を作りました。

リンゴは紅玉。少し酸っぱい。でもこの酸味がお菓子にはいいのです。


私流「焼きリンゴ」は焼きません。
(まあ、もともと焼きリンゴはオーブンの天板に水を張って蒸し焼きで作るのですけれどね。)
私流焼きリンゴは、電子レンジで数分間チンするんです。
短時間で、簡単で、おいしいですよ。


まず、りんごをよく洗い、芯をくりぬきます。
くりぬき器は、100均でも売ってます。



そして・・・

お好みの量の砂糖とシナモンを穴に入れます。これにブランデーやバターを入れても
おいしいですよ。なくてもおいしいです。


かるーくラップして、500ワットのレンジで3.5分ほどチン。(今回は大きめのりんごでしたが、小玉だと3分で。)


あっというまに出来ました。

何かデザートがほしいとき、小腹が空いた時いいですよお。
りんごは何回も言っているように、カリウムが多いので、高血圧にいいし、放射性物質を泄出してくれるし、食物繊維が豊富なのでダイエットにもいいんじゃないの?

青森県人よ、こんなに栄養があって、体にいいりんごを、もっと食べましょー!

ところで、このリンゴ、リンゴ農家の人ならわかると思いますが、リンゴ農家でない私たちすら、あまり知らなかった話があります。

この時期、りんご畑を眺めていると、
「あれー、りんごが1個、まだ木になっているよ?」
と気づくんです。 あおり県の方、気づいていましたか?

これ、農家の取り残しかと思いましたら、実は「わざと」残しているのだとか。
どうしてかというと、1個「小鳥」のために残すのですって。

なんて優しいの!!
「木守りりんご」というらしいです。
(きもりりんご、きまもりりんご、どちらでも読みは決まっていないそうです。)

人間だけが、この世に生きているのではない、自然界のあらゆる物・事で成り立っている。りんごがおいしく作られるのも、自然のあらゆる恩恵のおかげである。
だから、感謝と、来年の収穫のために祈りを込めて、鳥たちにりんごを1個残しておくのだとか。

いやあ、これはりんごの木だけのことなんですかねえ?
みかんとか他の果物には、こういう素敵な事って行われていないんでしょうかねえ。
他には聞きませんね・・・。
津軽人は優しいのですかねえ・・・。

我が家は毎年、冬になると庭に棒を立てて、柔らかすぎて食べなくなったりんごを棒に差して、小鳥たちのために上げます。
(木守りりんごと違うのは、家の場合は残り物を上げてる点ですなあ・・。)
すると、たくさんの小鳥たちが入れ替わり訪れます。

ひよどり、シジュウカラ、ツグミが定番。
でもいつもけんかして、ひよどりが奪います。
たまに貼り紙したくなります。「ヒヨドリお断り」と。

でもまあ、これも自然の掟だから、見守っていくしかありませんね。
「木守りりんご」じゃなく、「見守りりんご」ですね。

「木守りりんご」に習って優しくありたいです、わたしも。

ここあでした。