ここあコテージ

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ストーブ列車&震災

2015-01-17 10:47:20 | 風景・散策

今日は、ちょっと長くなりますが、
おつきあい下さいね。

***


昨日はくもり、後、小雪が舞いました。

ドライブには吹雪かなくて良かったです。

うちの家族と母と妹で
久しぶりに温泉に行こうと計画。




でも、その前に津軽鉄道の電車に乗りました。
そう、3月までの期間限定・ストーブ列車です。



JR五所川原駅の隣にある、津軽鉄道の「津軽五所川原駅」は、
とっても古くて、小さい駅です
観光客が多く訪れます。

駅に入ると、目に付くのは、
「街づくり 五農 農業会社」というお店。

「五農」=「県立・五所川原農林高等学校」


そう、最近、青森県の農産物や加工品で
がんばっている高校なんです。

あとで購入したおみやげをアップしますが、
ほかに、米粉、クッキー、りんごジュース、
黒豆加工品、バッチ類、どら焼き・・・・
などいろいろありましたよ。



*****






早速、チケット買って乗りました。
(行きは、乗車券+ストーブチケット400円片道。
帰りは、普通車両で帰ったので乗車券のみ。)


今回、私たちは、太宰治の生家「斜陽館」のある
金木で降りました。


ストーブ車両と普通車両の二両編成。
地元の人は1両目に、観光客は2両目のストーブ列車に
乗っていますよ。
ストーブ車両は、かなり旧式の車内です。





石炭を燃料に、昔懐かしいストーブが
赤々と燃えていて、車内は暖かく、

ストーブの上には網がのっていて、
スルメを買えば、焼いてもらえます。


電車の入り口の外にも、
スルメの香ばしい香りが漂っています。

車内には、ストーブが2台あります。




時々、男性の駅員さんが来て、石炭を入れたり、
灰を落としたり、世話をしています。
(この制服、まるでドラマ「あまちゃん」に
出て来た制服みたいだね。)




津軽弁のアテンダントさんがいて、車内販売したり、
スルメを焼いてくれたり、土地や各駅の説明をしたり、
見知らぬお客様同士を、会話でうまくつなげてくれたり。

いやあ、すばらしいですね。


ストーブ列車の煙突は、
天井を突き抜けています。おもしろい。





金木までは25分弱です。
何も無いような津軽の平野ですが、

白銀の中に、川が流れていたり、

大きな鳥が飛んでいたり、

林檎の木が林立していたり。





しばらくすると、こんなものが。







古い電車に描かれた絵は、独特でしょ。
説明によると、SMAPの香取慎吾さんが描いた絵だとか。

今では、すっかり錆びてしまい、
ペイントもはげてしまったんですが、
もう一度、修復できないものですかね?







車両の後部から見える景色。
いいですね~!


**********



25分くらいで金木に到着。



今回は、帰りの電車時間の事もあり、金木観光はなし。
駅の2階の食堂「ぽっぽ家」さんで食べました。




麺類、定食類、カレー、デザート類など。

名物は、しじみラーメン。おいしい。
私は、鍋焼きうどん。普通においしい。

しじみご飯もあって、妹の分から味見。
まあ、こんなものか・・・。


金木駅で上りの電車を待っていたら、
上下線が両方来て、パチリ。



走れメロス号といいます。


私たちは、上りのメロス号の普通車両に乗ろうとしたら・・・

なんと知人が1人乗っていたという。びっくり!!

お話しながら来たから、
あっという間に着いてしまいましたよ。




夏は、鈴虫列車、春は桜の飾り、
12月にはクリスマス飾り・・・


経営厳しい津鉄ですが、
努力が実って、続けられています。


帰り、五農 農業会社から娘がこれらを買いました。



五農のお米「五農産米(ごのう「ざん」まい)」(真空パック)、
そして、「みそド」という焼きドーナツ。
五農の手作り味噌で味付けているらしい。

「ミスド」のパクリ? 笑
 
ネーミングが工夫されてます。
さすが高校生。




**********





阪神・淡路大震災から20年。
テレビで見たあの光景は、
未だに鮮明に焼き付いてます。


今朝、朝5時からのラジオ「朝イチ」を聞いていたら、
ちょうど震災番組の中で、ゴスペルシンガーの
森祐理さんの手記が読まれていました。

森祐理さんは、震災で弟さんを亡くされましたが、
その弟さんの死が、今の彼女には、歌う力になっていると
おっしゃっています。

「もし一粒の麦が地に落ちて死ねば
大きな実を結ぶ」(聖書)

ということばを紹介して、
今、森さんは、国内外を問わず、ゴスペルシンガーとして
歌を通して、希望を届けています。

東日本大震災の現場にも訪れ、
歌を届けています。

弟さんと、再び天で再会できるという事を
心待ちにしている、とのことです。


悲しみや苦しみは、どうにもならない辛い
現実ではあるけれども、

その中で傷を抱え、痛みを負いながらも、
使命を感じて、歌い続ける森さんの姿に
感動させられます。



その16年後、東日本大震災が起こり、
私たちの世代は、大きな地震を2度も
体験させられたわけです。

今後も、大地震が予告されている
私たちの日本です。


こうした大きな地震や津波に対しての
経験談や対策を良く聞くこと。
他人事と片付けないこと。


そして、語れる人々と共に、
小さい事でも語り伝えること、

これらを心に留めたいと思います。



悲しみが癒えない、語るにも言葉が見つからない、
そんな人達のために祈ります。





ここあでした。