「おおかみこどもの雨と雪」大好きな作品だ。
初めて見たのは、まだ子供が幼稚園の頃だった。あんなお母さんになりたいと思った。
うちの子は、おおかみとのハーフではないけど、子育ての大変さは当時ものすごく共感を持って見たけど、子供が中学1年と小4になった今、改めてよくよく見ても、ものすごくよく描かれた映画だと感心する。子供の描き方が秀逸すぎる。
そして、音楽の効果的な使われ方と、映像美もアニメを超えた素晴らしさだ。
ストーリーも隅から隅まで何もかも完璧。例えば、狼が出て来るシーン、ハリーポッターみたいに突然ヘビ語で喋ったりしない😅 一見、大袈裟にしても良さそうな場面を敢えて静かに描き、それが余計に見る者に深い余韻を残す。
雪が雨に初めて負けてお風呂場で泣くシーン、自分が何者かを明かすシーン、最後の遠吠えに耳を澄ますシーン。雪で転げ回るあの名場面。串カツにソースを浸すところ、
大人になった雪の語り(黒木華)や、お母さん役の宮崎あおいの声もぴったり。
アニメ界の最高傑作だと私は思う。