映画『僕らの世界が交わるまで』本予告編
高校1年生の息子は入学と同時にエレキギターを買って、毎晩ジャカジャカやっている。ハードロックや、サイケや、ブルースや、いろいろな話をしてくるのだけど、この映画は、息子と同じような音楽好きの高校生息子と、女性のためのシェルターを運営する母親と、そんな家族をひっそり支える料理上手で、若干影の薄い父親との家族の物語。すごく痛いんだけど、それだけに共感できる。
親子関係は、時と共に刻々と変化していく。下手をしたら、一瞬で崩壊するかもと怖くなる瞬間もあるけど、簡単にさよならするわけにはいかないし、関係性を保つのに、努力なんてしたくないけど、実は結構そうすることが求められる。
日々、トライしながら生きている、この映画の家族みたいに。
ジュリアン ムーアはやっぱり最高。息子くんも、この役にピッタリだ。