テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ストラトじゃなきゃダメな音ってあるかも・・?(゜-゜)

2015年11月13日 | 日記
本日、二話目の投稿なのだ


読者の皆さんは圧倒的にレスポール派が多いようだ

確かにカッコいい!

特に木目が見えるバーストは最高だと思う



個人的にはレスカスはあまり趣味じゃない

以前に楽器店のお兄さんに勧められてトーカイ製の上位モデルであるレスカスを買ったが・・

飽きてしまった

ベタ塗りはワクワク感がない

場合によると材に何を使っているか?すら不安になる


そんなベタ塗り嫌いの私もストラトは許せる



むしろ、プレーン系の木目が見えるストラトは好きではない

まったくもって好みの問題なので私と異なる意見の人がいても不思議ではない


ストラトは本当に難しいギターだと思う

まぁ、簡単なコードを押さえてジャカジャカとかき鳴らしても楽しいが・・

本来の使い方ではない


ストラトが活きる使い方にも色々あるが・・

やはりジミヘンのような雰囲気がある『コード崩し』をマスターしたいところだ

さらにはナイルロジャースのようにキレ切れのカッティングも真骨頂なのだ


ストラトやテレキャスの音は総括すれば『シングルピックアップの音』という事になる




言葉で表現するのは難しいが・・

独特のトーンが魅力なのだ

ピッキングのニュアンスに音が追従するのも特徴になっている

それ故に腕前がある人は相当に楽しいギターになる

一方、ローコードをギャンギャンと鳴らす人は飽きる


ワウとの相性もよい




ストラトといってもバスウッド系ではこんな音は出ない

アルダー材は必須なのだ

まさに材が物を言う音なのだ

本家の音は深い

良いギターは誰が弾いてもこんな音が出せる・・

って言い過ぎ?


『アンプレポート』とはこんな感じが正しい

アンプの質感やボディの振動、弦の鳴りが鼓膜に伝わる音・・

そんな繊細な音を目指したい

初心者が憧れる音を提案するのがベテランの務めなのだ

「俺でもこのくらい弾けるけど・・?」

ではダメなのだ



読者の皆さんも『良いギター』に出会っていただきたい

さらには

”意味がある演奏・・”

を目指していただきたい


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ヤマハ製の中古ギターが入荷したと連絡があった・・

2015年11月13日 | 日記
4本目のエレキギターとして『古いギター』を探しているのだ

特に説明は不要だと思うが・・

単に古ければ良いというものでもない

ギターとしての要件を満たしているか?

ギターとして魅力ある個体であるか?

がポイントになると思う


すでにギブソンレスポール、フェンダーストラトキャスター、アリアbyダンカンで音楽制作に不満はない

コレクションという意味合いが無ければ、究極としてアリア一本でも成り立つ

それを言ってはダメなのだ

ギター探しの旅が終わってしまう・・


アコギもギターカテゴリに加えれば、都合4本のギターを所有している事になる

十年くらい前にギター集めのピークを迎え、10本くらい所有している時期もあった

狭い書斎がギター達に占拠されていたのだ

快適だったか?

という問いかけに答えは微妙なのだ


ギターに限らず、仕事でも趣味でも『スペース効率』という考え方は重要だと思う


前置きが長いが・・

私の場合、ネットを参考にするがギターは行きつけの楽器店で購入する事に決めている

場合によっては姉妹店や関連の店舗を紹介される事もある

今回の古いギター探しにおいては人の紹介も発生するとも思える

「常連さんの○○さんって人がそのギターを売りたいって言っているんですよね」

私が所有するアリアを欲しいと言っていた人も常連さんの一人なのだ


”誰が使っていたか分からないギター・・・”

は所謂、コインのような存在なのだ

過去に中古のギターを実験目的で数本購入した事がある

ボディを大胆に削ったレスポールは中古のエピフォンだった

引き続き、ピックアップ検証などの為に類似の中古を購入した


中古最大の難点は『衛生面』なのだ

クリーニング済み・・とは言うが除菌が出来ていない

多くが木材で構成されているギター故の難点なのだ


中古車でも『除菌』が合言葉になっている

車の世界においての『除菌率』は相当に高い

信頼しても間違いないと思う


喫煙車の臭いを除去する事も可能な時代なのだ


中古ギターは何故だか『酸っぱい臭い』がする

何の臭いだろうか?

カビだろうか?


最も触れる部分である指板においてはさらに入念に消毒する

「それなら中古なんか買わなければいいんじゃね?」

という方もいると思うが・・・


新品ギターに『メス』を入れるのは可愛そうなのだ

そもそも新品のギターはそれなりの金額がする

ネット専売で一万円台のギター、場合によると一万円未満のギターが売られている

弾いた事がある

もはやギターではない


周囲にそれを教える人がないない初心者は前途多難であり可愛そうに思えてくる


安ければ良い・・・


安い買い物が良い買い物・・・


とならないのがギター購入の難しい部分なのだ


下手な人が分不相応なギターを自慢げに抱えている姿も物悲しいが・・

ギターが独り歩きしている感が否めない


”機能不全な大金持ちに飼い殺しにされている美女・・・”

という感じに思えてしまう


我ながら毎度大胆で奇抜過ぎる比喩なのだ

読者の皆さんは私の感性につきてきているだろうか?


まぁ、高価なギターの購入は無理のない購入資金とギターテクが揃った時点で成り立つと言いたいだけなのだ


海外にもギターコレクターはいるが・・

あまりにも下手な人が無理をして高価なギターを買うというケースは少ないように感じられる


日本人は海外の高級ギターメーカーの『ターゲット』にされているのだ

ブランドバッグや時計、アクセサリーなども同様なのだ


ルイヴィトンのショップが一番多い国は日本なのだ

ファッション発祥の地であるフランスやイタリアだと思っていたが・・

ファッションよりも商魂であり商売という事なのだ

内訳を聞けば萎える・・


前置きが長いが・・

先日、馴染みの楽器店から連絡が入ったのだ

「古い年代の中古が入りましたよ~」

「仕事の帰りに見に来ませんか?」


メンテを済ませる前の個体を紹介してくれる

未メンテで格安に入手する事もある

一般のお客さんと同様にメンテ済みの個体を購入する事もある

以前に購入した中古はお客さんから買い取った状態のまま、私の元へやってきた

それ故に酸っぱい臭いがしたのだ


ハードケースなども数日間天日干しをして臭いを除去したのだ

除菌スプレーも欠かせない


むしろ、初心者は素直に新品ギターを購入した方が幸せな気持ちになれる

ギターを知り尽くした私が言う事に間違いはない


肝心の個体だが・・

ヤマハ製のSF-7000という1980年頃のギターなのだ

市場ではあまり見かけない




市場の流通量に関しては様々な見解がある

あまりの人気と希少性でオーナーが手放さないパターンなのだ

その筆頭はギブソンの59年製バーストレスポールなのだ

ギブソン社も色々な方法で追跡調査しているがすべてを把握していない


大半は一流のプロが所有しているが・・

一部、桁外れのお金持ちが確保していると言われている

「汚いギターね~ 捨てちゃおうかしら?」

という59レスポールはないと思う

このくらいのクラスになると材に価値があるので音が出ない、多少のヒビなどは問題ない

個体としてストックしておく価値がある

専門家によると生産時約1割程度が何らかの形で消失しているという

それ以外は誰かが持っている

オーナーが亡くなった後、そのギターに価値を見出せない遺族が売りに出す事が多い

レスポールではないがレイヴォーン愛用のストラトもそんな感じで売りに出た

30万円にも満たないストラトに1億円近いプライスが付いた

プロの場合には『伝説』が価値なのだ


クラプトンのストラトは1億5000万円、ボブディランのギターは1億8000万円

先日、ジョンレノンのギターが売りに出された破格の3億円なのだ


流通量は少ないギターの場合、

そもそも不人気で当時あまり売れなかったという事も多い

どのメーカーにも『不発』はある

時代にマッチしないという事も販売に大いに影響する

モデルチェンジでピックアップの種類を変更したりスイッチの増設、

ボディ材の変更などでテコ入れする事も多い


ヤマハのSF-7000は当時まったく売れなかったギターなのだ

それ故に流通している個体の数が少ない


日本人は不思議な人種なのだ

当時、不人気なギターも数が少なければそこに『価値』を見出す

「レアなギターで欲しい人も多いみたい・・」

と言っている人もいるようだが・・

ヤマハが試行錯誤しながらギターを作っていた時代の失敗作なのだ


そもそもスペックが中途半端なのだ

ボディの構成はギブソンのレスポールと同じ

メイプルトップ(薄いが・・)+マホガニーバック

ブリッジやテールピースなどはレスポールのパクり(失礼!)

問題はヤマハ独自のオリジナルピックアップなのだ


”とりあえず、レスポールの真似をしてみた・・”

非常に非力なのだ

当時から非力は指摘されていたらしい

ストラトのシングルのように非力が『味』に直結しないのがハムの痛いところなのだ

非力なピックアップが経年劣化でさらに非力になったのだ


当時は社外のピックアップに交換するのがお約束だったらしい

「そもそも売れていないギターですから流通量は少ないです」

「そんな理由でピックアップ交換をした個体が多いですよね」

「特徴がないギターっていうか・・人気はないですよね」

「単なる中古って感じでうちでは扱っていますけど・・」


楽器店の兄さんは『中古』と『ヴィンテージ』を使い分けている

一言で表現するならば、自分が好きではないギターは何十年経過したギターでも中古扱いなのだ

好きなギターはヴィンテージというフレーズを連発するのだ


このギターは私のアリアとコンセプトが似ている

ボディ材の構成はレスポールと同じ、ボディ形状はストラトシェイプ

唯一誇れる部分は『スルーネック』なのだ


一部のマニアはこの言葉で萌える

何が良いのだろうか?

ギターの構造には必ず意味がある

ストラトは作業性を考慮した上でボルトオンネックを採用している

手間暇をかけたレスポールのスルーと比較すると下に見る人がいるが・・

実際の音に大きな影響を与えているのだ


ストラトの切れのある音はシングルと同時にネックの取り付け方法が大きい

スルーネックを採用した事を想定するとカッティングなどであの切れ感は出ない

生産性の向上の為に取り入れたネック方式だが副産物として音に特徴を持たせている


ヤマハのこのギターはレスポールと同じスルーを採用する事でキレが悪くなっている

中途半端なボディ厚によりレスポールのような太い音も苦手になっている

さらには非力で味がないピックアップにより演奏ジャンルが定まらない


当時、プロで使っていた人が少ない理由の一つなのだ

現代における最大の特徴は流通量の少なさなのだ

それでも声をかけておくだで簡単に入荷できる現実もある


実際に個体を確認した




ギターはとにかく理屈抜きに『ファーストコンタクト』の印象が重要なのだ

カタログのスペックや他人の評価などどうでも良い

読者の皆さんもご自分の感性を最優先してギターを選んでいただきたい


抱えた感じは特徴のないギターなのだ

出音も魅力ない


「ダメでしょ? まぁ、これがこのギターの個性なんですよ」

「癖がないっていうか・・ ある意味使い易いですよね」

すでに私が気にいらない事にお兄さんは気付いているのだ

「古いだけのギターだね・・ しかもキズも酷いし・・・」

天下のヤマハにも失敗作はある


どのメーカーにもこのような鳴かず飛ばずのモデルは存在するのだ


現在でも高い人気を誇るモデルがある

SGなのだ

これは高中正義モデルなのだ

50万円という高額なプライスが付いている




上記のSFモデルのネガな部分を改良したモデルだといえる

メーカー的には別モノのラインだと言っているが・・

個人的には無関係ではないと感じている


SGモデルは世界的にも人気を博した



名ギタリストであるサンタナが愛用したギターとしても知られている


伸びやかなトーンは絶品なのだ

打倒ギブソンを実現したモデルだといえる


SFでは意味がなかったスルーネックもこのモデルでは良い部分が活きている




フュージョンの歴史を塗り替えたモデルである事に間違いはない

素晴らしいギターなのだ


天下のヤマハは一回の失敗でめげるようなメーカーではない

SGモデルで世界のヤマハを誇示したのだ


現在でも受注生産によりSGを国内生産しているのだ


余談だが・・失敗作であるSFを誇大評価している層がいる

「現在の価格ならば30万円くらいの価値はあると思う」

この根拠は何だろう?


まぁ、根拠や確証のない思い込みもギターライフの楽しい部分ではあるが・・

私は買わないし欲しくもない


昨日のブログの集計結果なのだ







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