五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

友は宝

2008年06月16日 | 第9章 愛
思春期の子供と親の関係は、時代が変わっても同じです。
親は子供の成長を喜びながら、期待も膨らみます。
一方、子供のほうは、だんだんと自分に目覚め、自由に行動する機会も増えていきます。

「良かれと思って、子供のために」と思う前に、親である「私」と子である「あなた」を切り離して考える努力が必要かもしれません。

「親の望み=子供の望み」ではないことを意識しているか否かで、日々の生活がずいぶん変ってくると思います。

ただし、親の意見や考えは、きちんと伝達する必要はあるし、子供の意見や考えももちろん聞く必要があります。

親が危険を感じたら、子供を守るのは、本能でもあるし、義務でもあります。

心と体が急成長する時期、心の急成長は見えない分、親も戸惑います。子も同じです。

こんな時期に大切なのは、やはり友達。
親も同じく。

友達のお母さんにお世話になることは、とても大切なことだと思います。
作ってくださった料理をいただいたり、自分とは違う家庭の雰囲気を味わったり、
ちょっとした世間話をしたり・・・。親も、子の友達と関わることで、なんとなく平素の感じが掴めたりするものです。

「よそのお母さんにお世話になる。」

我が子も、幼稚園のころから今に至るまで、友達のお母さんにお世話になりながら、すくすくと育ってきました。

特に中学から高校にかけての時期は、そんな関係性が、親の不安の解消にも繋がったように思います。

自分の子だけ見つめて「ああじゃない、こうじゃない」と悩む前に、子供の友達にご飯を食べさせてあげると、結構、次のステップが見えてくるかもしれません。

親も子も、友は宝です。

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