五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

本音の感情

2009年06月05日 | 第2章 五感と体感
「自分の本音の感情は?」

と、急に問われても、即答できるものではありません。

「感情?」と問われ、しかも「本音は?」と問われようものなら、考え込んでしまうほうが素直な本音の感情かもしれません。

とくに、人生経験の浅い子供は、言葉で感情を表すことに慣れていません。
・・・というか、言葉を知りません。
お母さんの一言に、怒ったり、拗ねたり、黙りこんだり、泣いたり・・・

そんな現象を経験するたびに「思春期よね~」と過ぎ越すよりもそれ以上に戸惑うほうが現実的のように思います。

怒ったり、拗ねたりしたときに、心の中にどんな「もやもやした感情」があるでしょう。

「いらいら?」「バタバタしてる?」それとも「べとべとしてる?」
「石が詰まってるような?」
「頭に重りを乗せられているような?」
「紙をくちゃくちゃにしたい気分?」

具体的な言葉を出すだけが、本音の感情の言語表現とは限りません。

感情を擬音にしてみたり、何かに例えてみたり、色にしてみたりすると、言葉で具体的に表すよりもスッキリする場合もあるようです。

互いに眉間に皺を寄せ、怖い顔をして深刻になっていたら、ますます固まります。

赤ちゃんが初めて言葉を発する言葉は、「まんまーー」とか「あーー」です。
親は、自分の子が言葉を発した時の感動体験があります。
赤ちゃんが「あー~ー~」と言うだけで、大人は大喜びです。

なんで、そんなに嬉しいのか。。。。
人は感情を言葉で出し合って意思疎通を図っているようです。
だから親の顔を見て「あー~ー~」と言われようものなら、我が子との初めての感情交流に親は嬉しくてとろけそうな気分になります。

その感動体験を思い出しつつ、感情の言語化を試してみるのも一つの方法かも・・・

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