世田谷美術館での江戸表具の会は、おかげ様で700人近い方に見て頂き、無事終了いたしました。この場を借りて、御礼申し上げます。
さて、
その展覧会に出品されたニ副で対の表具の本紙(作品)解釈で最終日は大いに盛り上がりました。
本紙は、「福の神」と「貧乏神」
掛け軸作者の方は、家では「福の神」だけ掛けて「貧乏神」は縁起が悪いので掛けないそうです。
私たちは、そんな説明を受けながら、じっくりと二人の神様を眺めました。
福の神と云われている神様は、浅黒い顔に、バラバラひあごひげを生やし、だらりとした着物は腹まで下がり、床の上にアグラを掻いています。
肩には、袋を担いでいます。
貧乏神と云われている神様は、白い肌です。着物もきちっと着ていて上質な感じがします。右手に金の打ち出の小槌を持ち、俵の上にアグラを掻いています。
肩には、接ぎを当てた袋を担いでいます。
鑑賞者の皆さんと腕を組み、唸り出しました。
「貧乏神だと解釈しているのは、実は、福の神では?」
「接ぎ当ての袋に惑わされたか???」
言葉で神様の説明をすると、小槌と俵という「言葉が目に入る」わけですが、絵で見ると、瞬間、「袋の接ぎ当てに目がいきます」。
さてさて、どちらの解釈がしっくりくるんでしょうねぇ~
今日から家に掛けるのであれば、両方掛けてあげた方が、福を呼びそうな気がします。
クリック応援お願いします★
人気blogランキング ☆ありがとうございます
さて、
その展覧会に出品されたニ副で対の表具の本紙(作品)解釈で最終日は大いに盛り上がりました。
本紙は、「福の神」と「貧乏神」
掛け軸作者の方は、家では「福の神」だけ掛けて「貧乏神」は縁起が悪いので掛けないそうです。
私たちは、そんな説明を受けながら、じっくりと二人の神様を眺めました。
福の神と云われている神様は、浅黒い顔に、バラバラひあごひげを生やし、だらりとした着物は腹まで下がり、床の上にアグラを掻いています。
肩には、袋を担いでいます。
貧乏神と云われている神様は、白い肌です。着物もきちっと着ていて上質な感じがします。右手に金の打ち出の小槌を持ち、俵の上にアグラを掻いています。
肩には、接ぎを当てた袋を担いでいます。
鑑賞者の皆さんと腕を組み、唸り出しました。
「貧乏神だと解釈しているのは、実は、福の神では?」
「接ぎ当ての袋に惑わされたか???」
言葉で神様の説明をすると、小槌と俵という「言葉が目に入る」わけですが、絵で見ると、瞬間、「袋の接ぎ当てに目がいきます」。
さてさて、どちらの解釈がしっくりくるんでしょうねぇ~
今日から家に掛けるのであれば、両方掛けてあげた方が、福を呼びそうな気がします。
クリック応援お願いします★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/win_night.gif)