Mr.Dashのぶろぐ館

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2016年11月29日(火) 三重県多気町の「歴史の散歩道」、近津長谷城跡(城山)を歩く

2016年12月02日 | 山登りの記録
■メイン写真
歴史の散歩道の途中で、多気町で最大の工場を眺める


■今回のコース
天啓公園(のびのびパーク天啓)→歴史の散歩道入口→展望台(あずま屋)→三角点→
近長谷寺→城山(近津長谷城跡)→三疋田林道分岐→金剛座寺→穴師神社→
展望台(あずま屋)→歴史の散歩道入口→天啓公園


三重県南部の山はあまり登ったことがないのだが、ひょんなことで多気町の低山を
知り、歩いてきた。



天啓公園にクルマを置き、南にすぐのところにある歴史の散歩道入口へ。

散歩道に入ると、ほどなく眺めが開ける。
多気町でおそらく一番大きな工場が見えた(メイン写真)。



散歩道という名前ではあるが、ちょっとした登山道と言ってよい。
道標はきちんと付けられており、迷うことはないだろう。



デッキ展望台は、植林が育ってしまい、もはや何も見えない。



あずま屋があり、ここから伊勢地方の山がよく見渡せた。



国束山。



遠く朝熊ヶ岳。



途中でメインの登山道を北に少し外れ、255.9m三角点へ。展望ゼロ。
「城山」の手製プレートがかかっていたが、地形図に記された城山とは別だ。



道中、お地蔵さんや丁石が幾つかみられるが、三疋田林道分岐には、
小さな石仏が彫られた道標が立つ。



長谷集落からの参道(細い舗装道)に合流すると、「やれやれ石」がある。



近長谷寺(きんちょうこくじ)に着く。意外にも大きな本堂に驚かされた。
大和の長谷寺に擬して、「近」の字を添えて、近長谷寺となったそうだ。
もともとは尾根の下の谷筋にあった寺だが、元禄の頃に洪水、山崩れで
仏閣が残らず流失してしまったことから、現在の位置に再興されたという。



その真上のピークが、近津長谷城跡(城山291m)だ。
南北朝時代の城郭跡で、空堀らしい痕跡もあるが、山頂は荒れている。



かつては展望があったのだろうが、今はこのありさま。



帰りは、途中で金剛座寺に立ち寄る。
ここは戦国時代に灰燼に帰し小堂のみとなっていたものを、国束寺の
良珠上人が復興のため入山し、1644年に復建したという。
素朴な小さい寺だが、随所に凝ったつくりがなされて面白い。



金剛座寺のかわいい番犬。この日は寒かったと見えて、丸まったまま。



金剛座寺の鬼瓦の中に、桃柄の瓦(桃果文鬼瓦)が紛れていて面白い。



境内のホルトノ木は樹齢300年超という。
その他、イチョウ、クスノキ、ケヤキ、ツブラジイなど、さまざまな古木がある。

なお、実際には少しばかり脇道も歩いてみたのだが、笹薮がひどかったり、
倒木で遊歩道が崩落している箇所もあるので、メインの散歩道を
忠実に歩くのをおすすめする。
こちらは踏査が目的なので、それもたいへん楽しいのだが。



帰りに相可駅に寄ってみた。無人駅で、駅舎はまるでバス停のようだった。

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