恒例の年末、葛城山での鴨鍋パーティの日がやってきた。今年は残念ながら愛妻ともちゃんが風邪でダウンし、Mr.Dashは晴れて独身気分で富田林駅に向かった。今日は山岳部で1、2を争う美形のAちゃんも久しぶりに来る。人妻だろうが、綺麗な人は綺麗なので、これは今日の山行のモチベーションそのものになるゾ。
ところが、駅にAちゃんの姿はなかなか現れない。時間だ。バスに乗る。すると今日のリーダー・G嬢がニヤニ . . . 本文を読む
この土曜日は、それぞれが昼間に用事を済ませたあと、夕方に、大阪・十三のOCSに集結した。ここを使うのは2度目。登山とはまったく別のスポーツと化した室内には、ほとんど興味がないが、10mの外壁が気に入った。
この季節、暗くなった屋外で登攀に興じる変わり者は我々くらいなので、壁を独占できる。
今日のメンバーはMr.Dash、ともちゃん、元気者ふみちゃん、エピソードメーカーのG嬢、そして宇宙人I村氏。 . . . 本文を読む
久しぶりに、谷甲州さんの作品を読んだ。今回は原稿用紙900枚の超大作、「遠き雪嶺(上・下)」である。
昭和11年、立教大学山岳部が、わが国初のヒマラヤ処女峰(ナンダ・コート)の登頂に成功した物語である。なんでも、取材・構想に10年を費やしたというから、これは気合の入り方が違う。
あのマナスル登頂にも深く関与されたわが国山岳界の偉人であり、当時の立教大学隊長の堀田弥一氏ご本人への取材をもとに、事実 . . . 本文を読む
古光山最高峰を辞して、元の道をもどる。宇宙人I村さんは、さすがに懲りたか、慎重すぎるほど慎重だ。三角点峰を過ぎ、フカタワで昼食をとる。先日稜線で強風に煽られた鈴鹿の教訓か、元気者ふみちゃんは風下にパーティを誘導する。風を避けてゆったりと昼を楽しめた。
その後、雨はなんとか降らなかったが、登山道は既にドロドロだったので、これは助かった。Mr.Dashはまだ意地をはってフィックスロープに手を触れずに . . . 本文を読む
今年最後の山岳部の例会は、曽爾・古光山。標高は1000mに及ばず、2時間ちょっとで山頂を往復できる程度だといって侮ると、とんだしっぺ返しが来る山だ。とにかく急斜面の上り下りが続く。フィックスロープが張ってある率が非常に高い山なのだ。
今年は皆、ザイルに親しんだ年だった。その締めくくりに、3点支持が要求される山に登るなんて、オシャレじゃないか!
オマケに下山すれば曽爾の「お亀の湯」に浸かり、その . . . 本文を読む
知らない間に、「イカロスの山」(画・塀内夏子)の3巻、4巻が出ていた。
いろいろと忙しくて、ともちゃんが仕入れてから1週間以上、読まないままだった。いや、ホントに忙しいのだ。最近。もちろん山関係に、なのだが。
物語は、とりあえずドロドロ三角関係にはならずに、主人公の平岡と三上は、いよいよ未踏の8000m峰に臨む。外国隊の撤退で、日本隊に初登頂のチャンスが訪れる。当初、平岡と組むはずだった若手パ . . . 本文を読む
「空と山のあいだ 岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間」田澤拓也著(角川文庫)を読んだ。久しぶりの遭難モノだ。
昭和39年、岩木山で大館鳳鳴高校(秋田)の山岳部員が遭難し、4人が死亡、たった一人しか生還できなかった事件だ。標高も1625m。そんなに高くない山で悲劇は起きた。筆者は、生還した村井氏から貴重な証言を聞き出す。
当時、高校生の彼らは、本格的な冬山の経験もないのに厳冬の岩木山に繰り出す . . . 本文を読む
恐らく今年最後の屋外クライミング練習となる。最後に選んだ場所は、槇尾山蔵岩。ここなら結構好き放題に使えると思ったのだ。それは正解。貸切の岩場で、思う存分練習するはずだった。しかし・・・
【参加者】
Mr.Dash、ともちゃん、元気者ふみちゃん、オカリナI島くん、キナバル改め”ポチ”K本さん、エレガントF原さん、カメラマンY井氏、そしてゲストのT越さん(Y井氏の同僚) . . . 本文を読む